当院は、急性期医療を充実させるために平成20年から積極的にIT化を推進し、オーダリングシステム、PACS導入によるフィルムレス化、電子カルテ導入によるペーパーレス化を行い、毎年増加している医療スタッフ間での情報共有の迅速化を図っています。また最新式の医療機器を取り揃えながら、医師の増員により医療の質の向上を目指してまいりました。平成22年より入院診療費を1日当たりの定額を基本とした包括評価方式(DPC)の対象病院となり、現在は19診療科を標榜し、病床数236床(一般急性期158床、地域包括ケア60床、医療療養18床)で稼動しています。新規入院患者さんの多くは急性期病床への入院であり、急性期医療を主体としつつ、地域の皆さまに安心して頂けるような医療を提供しています。 現代の医療は一人一人に合った医療サービスを提供する時代であります。質の高い医療サービスにとって一番大切なものは医療スタッフであります。外来や病棟で医療や看護に携わる医師、看護師だけでなく、薬局、検査、放射線、リハビリ、臨床工学、医療連携、事務、栄養管理、給食等多くの部署で皆さまを支えています。全スタッフがそれぞれの立場で一番良い医療を考えて行動できる病院であり続けるように頑張ってまいりますので、これからも九州鉄道記念病院をよろしくお願い申し上げます。
膝関節は、大腿骨と脛骨の接合部で、人間の体で最も大きな関節の一つです。膝関節は、大腿骨と脛骨の間にある半月板や靭帯、筋肉によって支えられています。また、関節の表面は滑膜で覆われており、関節内液が分泌されているため、関節の摩擦を軽減し、スムーズな動きを助けています。
膝関節は、私たちが日常的に行う多くの活動に欠かせない関節の一つです。歩行、走行、跳躍など、脚を使った運動やスポーツなどでも重要な役割を果たしています。
膝関節は、加齢や過度の負荷、スポーツなどによって損傷を受けることがあります。膝の痛みや腫れ、不安定感、可動域制限などが生じる場合があり、症状に応じて治療が必要です。治療には、保守的な方法(薬物療法、理学療法、装具療法)や手術的な方法(人工関節置換術、膝関節鏡視下手術など)があります。治療方法は症状や患者の状態によって異なります。
前立腺専門外来は、前立腺に関連する疾患を専門的に診断し、治療する医療施設です。前立腺は男性の生殖器の一部であり、尿道の周囲に位置し、精液の一部を生成する役割を果たしています。前立腺にはさまざまな疾患が存在し、前立腺肥大症や前立腺がんなどが一般的に知られています。
前立腺専門外来では、以下のような診療が行われることがあります。
症状の評価: 患者の症状を評価し、前立腺に関連する疾患の可能性を判断します。症状には排尿障害(頻尿、尿意切迫感、尿流の弱さなど)、残尿感、排尿痛などが含まれます。
身体検査: 肛門診察を含む前立腺の検査を行い、前立腺の異常や腫瘤の有無を確認します。また、血液検査や尿検査を行い、前立腺関連の生物学的マーカーを測定することもあります。
検査の追加: 必要に応じて、前立腺超音波検査や前立腺生検などの追加的な検査が行われることもあります。これにより、前立腺の詳細な状態を評価することができます。
治療: 前立腺に関連する疾患に応じた治療が行われます。例えば、前立腺肥大症の場合には薬物療法や手術、前立腺がんの場合には手術、放射線療法、化学療法などがあります。また、前立腺に関連する炎症や感染症の場合には抗生物質の処方なども行われることがあります。
生活指導: 生活習慣の改善や食事指導、排尿トレーニングなどの指導が行われることがあります。これにより、前立腺に関連する疾患の予防や管理をサポートします。
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