当院は地域が困っている健康課題に応えられるクリニックを目指しております。私は子どもから高齢者まで、その人をずっと診ることができる総合診療科の医師としてトレーニングを重ねて参りました。その中でもの忘れや心の病といった相談が増加していることを課題に感じて、精神科医として研修をし直しました。精神・心理面の問題と思われていた症状の中には、身体疾患が原因であるケースが隠れていることもあり、お困りの症状を総合診療医と精神科医の2つの視点から考えていき、丁寧な説明をしていきます。地域の健康課題に取りくむ街のお医者さんとして、まずはお気軽に何でもご相談にお越しいただければ幸いです。
総合診療科は、幅広い疾患や症状に対応し、総合的な診療を行う医療の分野です。総合診療医は、専門的な診療科と異なり、幅広い分野に関する知識を持ち、一般的な健康問題から複雑な疾患まで患者の状態に応じて適切な対応を行います。
総合診療科の診療範囲には、感染症、アレルギー、消化器疾患、呼吸器疾患、心臓病、糖尿病、高血圧、脳卒中、うつ病、認知症、がんなどが含まれます。また、総合診療医は、予防医療にも力を入れ、定期的な健康診断や健康指導、予防接種などを行います。
総合診療医は、患者と長期的な関係を築くことが多く、総合的な医療を提供するために、患者の家族や地域の医療従事者とも連携を取ることが重要です。また、総合診療医は、専門的な診療科が必要と判断した場合には、紹介状を発行して専門医に相談することもあります。
老人性認知症疾患専門外来」は、認知症の症状に特化した診療科目の一つで、主に高齢者を対象にした診療を行っています。認知症は、主にアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症などの疾患があり、それぞれに特有の症状や進行の仕方があります。
老人性認知症疾患専門外来では、患者さんの症状を詳しく聞き取り、認知機能の評価や画像診断、血液検査などを通じて、症状の原因を診断し、適切な治療やケアを提供します。治療には、薬物療法や認知症の症状改善のためのリハビリテーション、家族や介護者へのカウンセリングなどが含まれます。
認知症は、進行が遅くなることもありますが、早期発見・早期治療が重要です。もしも認知症の症状がある場合は、専門の医療機関を受診することをおすすめします。
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