オフポンプによる心臓手術に対応できる麻酔科の病院・クリニック一覧（二次救急医療機関（中等症〜重症 病院群輪番制）） 224件

「麻酔科」について

麻酔科は、手術や検査などの医療行為において、患者の苦痛を軽減するために使用される麻酔の専門医療分野です。麻酔科医は、手術前に患者の身体状況を詳しく評価し、最適な麻酔の種類と量を決定します。また、手術中には患者の生命維持に関する監視や対処を行い、手術後には患者の回復を支援することも担当します。

麻酔には、全身麻酔、局所麻酔、鎮痛薬の静脈内注射などがあります。全身麻酔は、患者が意識を失い、呼吸や循環器系などの機能を完全に停止させるため、手術中に使用されます。局所麻酔は、手術部位に局所麻酔剤を注入し、その部位の感覚を遮断するために使用されます。鎮痛薬の静脈内注射は、手術後の痛みを軽減するために使用されます。

麻酔科医は、麻酔の種類や量を決定する際に、患者の年齢や身体的状況、病歴、アレルギー歴などを考慮します。また、手術中には患者の生命維持に関する監視を行い、必要に応じて血圧や心拍数、呼吸などを調整することが求められます。麻酔中の合併症や後遺症を防ぐためにも、麻酔科医は高度な専門知識と技術を持っています。

麻酔科は、手術や検査などの医療行為において、患者が安全かつ快適に過ごせるように支援する重要な医療分野です。

「オフポンプによる心臓手術」について

オフポンプ心臓手術とは、人工心肺装置を使用せずに、心臓を停止させずに手術を行う方法です。
冠動脈バイパス術を行う際に、人工心肺を使用せずに心臓手術を行う方法のことを言います。
従来の人工心肺を用いる手術と比較して、患者さんの身体への負担が軽減されるのが特徴です。
しかし、オフポンプ心臓手術では、心臓を動かしたまま手術を行い、循環器系を保護しながら、心臓手術を行います。

オフポンプ心臓手術は、心臓停止による合併症や人工心肺装置使用による合併症を減らすことができます。また、手術後の回復が早く、入院期間も短くなってしまいます。しかし、オフポンプ心臓手術は、心臓を動かしながらの手術であるため、手術の難易度が高く、専門的な技術が必要であることが課題となっています。

オフポンプ心臓手術は、冠動脈硬化術や心臓弁膜症の手術など、さまざまな心臓手術に使用されています。手術によっては、オフポンプ心臓手術が適用できない場合もありますので、専門医による適切な判断が必要です。

「二次救急医療機関（中等症〜重症 病院群輪番制）」について

二次救急医療機関とは、緊急の医療状況において、救急車で搬送された患者を受け入れ、治療を行う医療機関のことです。

一次救急医療機関である救急センターや救急病院が、容量オーバーとなった場合や、病状が重く二次救急医療が必要と判断された場合、患者は二次救急医療機関に搬送されます。

中等症から進行の患者を受け入れ、専門的な治療を行う病院群が、輪番制で二次救急医療を担当しています。患者の病状に応じて、適切な医療機関に搬送することで、迅速にかつ効率的な医療を提供することが目的です。