今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け!今回は『鼻のできもの「鼻茸」って?』をご紹介させて頂きます。

最近では、アレルギー持ちの人が増え、春になると花粉症などに悩まされる人が増えており、花粉症になると鼻づまりで息苦しかったり日頃の生活に支障をきたします。
今回は、鼻の疾病ともいえる鼻茸について原因や治す方法等を詳しくまとめましたので、鼻づまりなどが気になる人は参考にしてみてください。

鼻茸ってどんな病気?

鼻茸とは「はなたけ」と読み、鼻の中にできるきのこ状の出来物のことをいいます。鼻の粘膜に長い期間腫れた症状がある10~20%近くの人が、鼻茸(はなたけ)があるといわれているため、原因や症状など詳しく説明します。

原因

鼻茸(はなたけ)が起こるメカニズムについて説明するので、参考にしてください。
①拒絶反応物質などによる刺激
②炎症を起こす細胞からヒスタミンを分泌
③鼻の粘膜の刺激され、血管が拡がり鼻茸(はなたけ)ができる

鼻茸(はなたけ)は、鼻の中で感染症を起こす拒絶反応物質や細菌が原因だといわれています。鼻茸(はなたけ)は鼻の中にできるポリープですが、癌などの悪性ではなく良性のため焦らずに適切に処置をするようにしましょう。

症状

次に鼻茸(はなたけ)の症状について説明するので、判断する基準にしましょう。
・鼻づまり

鼻茸(はなたけ)は、片方の鼻から鼻づまりの症状が現れ、ひどくなると次第に両方の鼻がつまり息苦しくなります。さらに症状が進行すると、鼻の中に水ぶくれができ、きのこ状のできものができます。

また、匂いの感じる部分である嗅裂に鼻茸ができると、匂いを感じることが困難になり、重症化すると鼻以外にも炎症が進行し、頭や喉の痛みの原因やいびきなどの睡眠障害の原因となるため、症状が軽いうちに治療するようにしましょう。

鼻茸はどのようにすれば治る?

鼻茸(はなたけ)は、良性のできものですが放っておくと、息苦しくなったり周囲の匂いを嗅ぎとるのが難しくなりますが、どのように治せばいいか知っていますか?鼻茸(はなたけ)の治し方など説明するので、参考にしてください。

治療

鼻茸(はなたけ)の治療法について、説明するので息苦しくて困っている人は、要チェックです。
・薬による治療
・手術

鼻つまりがひどく長期に渡る場合は、まず医師の診断を受けましょう。医師の診断では、鼻の内部を肉眼でチェックすることにより、鼻茸(はなたけ)かどうか判断することができます。

鼻茸(はなたけ)は、鼻の内部の腫れが原因のため治療には、ステロイドなどの強めの飲み薬が処方されます。また、鼻茸(はなたけ)の症状が進行し、喉などへ合併症が出ている場合は、抗生物質も併せて処方される場合があるため覚えておきましょう。

鼻茸(はなたけ)は、基本的に薬により治療できますが、息苦しく匂いを嗅ぎとることが困難な場合は、内視鏡による手術も視野にいれましょう。鼻茸(はなたけ)の手術をすることで、鼻づまりを改善できますが、再発防止のため点鼻薬など処方される場合があります。

鼻茸(はなたけ)になると普段の生活に悪影響をおよぼすため、鼻づまりが気になる人は早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

注意した方がいい人

鼻茸(はなたけ)に特になりやすい体質の人がいるため、自身があてはまっていないかチェックしましょう。
・拒絶反応
・喘息

アレルギー体質の人は、拒絶反応により鼻の中に腫れがおきやすいため注意が必要です。また、喘息もちの人は、気管支と繋がっている鼻の中への拒絶反応反応や腫れる危険度が高まり、鼻茸(はなたけ)になるケースがあります。
息苦しい症状がでたら、鼻茸(はなたけ)の危険度が高まるため特に注意し、早めに医師へ相談しましょう。

まとめ

鼻茸(はなたけ)は、鼻の中の粘膜が腫れをおこすことで鼻づまりやひどい場合には、周囲の匂いの判別が困難になります。また、鼻茸(はなたけ)になると喉の痛みなどの危険度が高まります。
鼻茸(はなたけ)は、放っておくと重度化し日頃の生活が困難になるため、良性のポリープだと安心しないで、息苦しくなったら一度医師に相談し、早めに治すようにこころがけましょう。

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