喫煙で老化が進む?「スモーカーズフェイス」とは?

今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け!今回は『喫煙で老化が進む?「スモーカーズフェイス」とは?』をご紹介させて頂きます。

喫煙者特有の「老け顔」現象

「スモーカーズフェイス」とは、タバコの吸い続けることによって起こる喫煙者特有の「老け顔」になる現象です。ほとんどの喫煙者は、タバコに含まれる約200種類以上の有害物質によって、肌の老化などが早まり、実年齢よりも老けてみられることが多くなります。

タバコを吸う習慣を持つと、次第に肌のくすみや顔のシワが増え、たるみが発生しやすくなります。お肌だけでなく、
(1)唇が乾燥する
(2)歯と歯茎が変色する
(3)髪がパサつく
(4)白髪が増える
(5)声がしゃがれる
(6)口臭がする
といった老化現象が、若いうちからあらわれやすくなります。

肌細胞に「必要な酸素」が届かない

喫煙を続けることは、健康と美容に大きな影響を及ぼします。同じ遺伝子を持った双子でも、喫煙者と非喫煙者では、「老けて疲れたような顔」と「若々しい顔」で明らかに顔つきが違ってしまいます。

スモーカーズフェイスが起こる原因には、大きく「肌細胞への酸素不足」と「女性ホルモンの低下」が考えられています。喫煙することは、タバコに含まれるニコチン、タールなど、さまざまな有害物質が体のなかに取り込むことです。特にニコチンは、血管を収縮させて一酸化炭素を発生させます。すると、肌の細胞に必要な酸素が深くまで行き渡らなくなり、肌の老化が進行しやすくなります。

このような「現象」が見られたら?

さらに、女性ホルモン(エストロゲン)を作る酵素の働きが低下し、ホルモンの分泌が減少します。そして、活性酸素が大量に発生します。活性酸素は、外から侵入してくる細菌やウイルスを退治する働きがありますが、一方で増えすぎると健康な細胞まで攻撃するようになります。

そのような攻撃を防ぐため、体はビタミンCやビタミンEをたくさん消費して対抗します。すると、体内にビタミン類が不足し、結果的にコラーゲンやエラスチンなど、肌をつくる成分が不十分になって肌の状態が悪くなります。

次のような現象が見られるようなら、「スモーカーズフェイス」が起こっている(あるいは進行している)と考えてよいでしょう。そして、節煙や禁煙を真剣に検討する必要があります。

・肌のハリがなくなった
・ほうれい線が深くなった
・あごや頬がたるむようになった
・顔全体が浅黒くなった(顔色が悪い)
・目尻にシワが目立つようになった
・目の下にクマができやすくなった
・目尻が下がるようになった
・急にシミが増えてきた
・吹き出物など肌荒れがよく起こる
・頬がこけて頬骨が目立つようになった

喫煙は「不妊のリスク」も高くなる

健康はもちろん、お肌のためには、禁煙を選択するのがよいでしょう。エステやスキンケアなど、いくら美容に気をつけていても、タバコを吸う習慣があると、老化に向かうスピードを抑えることはできません。むしろ加速させることになります。

女性の場合、喫煙によって、
(1)生理不順を引き起こす
(2)不妊になるリスクを高める
(3)閉経が早まる
といった点も心配されています。禁煙外来などを利用するなど、禁煙への取り組みをはじめてはいかがでしょうか。

なぜか、女性の喫煙率は「ほぼ横ばい」

日本の喫煙人口は年々減少しています。男性の喫煙率はピーク時(1966年)の83.7%から大きく下がり、現在(2018年)では27.8%まで落ちています。一方、女性の喫煙率は、2018年は8.7%で、約30年間「ほぼ横ばい」状態であることが気になります。

世界保健機関(WHO:World Health Organization)によると、喫煙が原因で死亡する人の数は、毎年世界中で700万人近くにのぼるといわれています。そのうち、約600万人が自らの喫煙によって亡くなり、そして驚くことに、約89万人が受動喫煙によって死亡しています。

世界各地で進む喫煙規制ですが、日本はだいぶ遅れています。ヨーロッパやオーストラリアでは屋内での禁煙が規制されるようになっています。オリンピックを控える日本でも、世界基準にあわせた「喫煙規制」の実施が期待されます。

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