緑内障予防に効「クロセチン」とは?

今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け!今回は『 緑内障予防に効く「クロセチン」とは? 』をご紹介させて頂きます。

栗きんとんの「きれいな黄色」を出す成分

「クロセチン」は、植物にある黄色の色素成分(天然の着色料)です。βカロテンやリコピンなどと同じカロテノイドの一種です。サフランのめしべやクチナシの果実に含まれる成分として知られています。

クロセチンは、分子がとても小さく、水や油に馴染みやすいことから、古くから着色料に使われています。たくあん漬けや栗きんとんの鮮やかな黄色は、クロセチンが出しています。それだけでなく、クロセチンには、眼精疲労など眼の炎症を抑える生薬としての活用にも、長い歴史があります。

活性酸素を「排除する」チカラ

クロセチンのもっとも優れた効果には、「抗酸化作用」が挙げられます。抗酸化作用とは、細胞が酸化して(錆びて)老いるのを防ぐ働きのことをいいます。人間は呼吸をし、酸素を体内に取り込み、それを燃焼させることでエネルギーを獲得しています。そして、体内に入った酸素のうち、約2%は「活性酸素」という成分に変化します。活性酸素は、他の物質を酸化させる特性を活かして、細菌やウイルスを撃退する役目をしています。

一方で、活性酸素はストレスによって増える傾向があります。活性酸素の量が増えすぎると、元気な細胞までも酸化させてしまいます。これが老化の原因になり、さらに動脈硬化やがんにもつながる恐れがあります。生活習慣病の約90%は、活性酸素が原因といわれています。そういった問題に対して、「クロセチン」は、強い抗酸化力を発揮し、活性酸素を排除する効果が期待できます。

眼の病気を「予防し、改善する」効果

クロセチンは、
(1)分子が小さく
(2)水や油に溶けやすく
(3)吸収が早い
という特徴を持っています。それに「強い抗酸化作用」という特性を合わせて、眼の病気を予防する、改善する、進行を抑える、という働きをみせてくれます。

それは「緑内障」の治療で特に効果があらわれています。緑内障は、国内における失明原因の第1位にあがるほど患者数の多い病気です。日本人の40歳以上の約5%(20人に1人の割合)が「緑内障」患者といわれています。

緑内障の「予防」や「抑制」に期待される

緑内障」は、眼圧が急激に上昇することで起こる眼の病気です。眼球のなかには、「房水」と呼ばれる体液が一定の圧力で循環しています。この圧が上昇すると眼球は硬くなり、視神経を圧迫してさまざまな障害が起こります。この代表的な疾患が「緑内障」です。

緑内障」の症状には、視野が狭くなる、見えない場所(暗点)が発生する、頭痛、吐き気などが見られます。また、一度狭くなった視野は元に戻ることはありません。そのため、早期治療がとても大事な病気です。

「クロセチン」は、網膜の神経細胞を守り、視機能の低下を抑制する働きが報告されています。視神経の障害からなる緑内障には、効果的な成分といえるでしょう。緑内障を予防し、緑内障にかかった場合でも、その進行を抑える効果が期待できるのです。

「眼が疲れた」と感じたら

クロセチンは、吸収されやすいその特徴から、少量でも体への効果が早くあらわれる成分です。眼が疲れる、かすむ、しょぼしょぼする、といった症状がみられたら、クロセチンを積極的に摂取するとよいでしょう。

クロセチンは、クチナシの果実、サフラン、一部の緑黄色野菜に含まれています。日常生活でこれらを摂取するのは難しいかもしれません。サプリメントなど健康食品の活用を試してみるのもよいでしょう。

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