早めに治療!「斜視」の種類と原因

今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け!今回は『 早めに治療!「斜視」の種類と原因 』をご紹介させて頂きます。

「斜視の子ども」が増えている?

ここ数年のあいだで、子どもの「斜視」が増えているとの報告があります。その原因として、スマートフォンの過度な使用が疑われています。人間は近いところを見るときは「寄り目」になります。これを「輻湊(ふくそう)」といいます。そして、遠方を見るときは輻輳を解除して、寄っていた目が元に戻る「開散」という状態になります。

子どもがスマートフォンを長時間(1日に4時間以上)に渡り使用を続けると、輻輳の状態が強くなり、脳が指令を出しても輻輳を解除することが難しくなります。これは「急性内斜視」と呼ばれる症状です。

眼を動かす「6つ」の筋肉

「斜視」は、目の筋肉の異常によって、片目の視線が正しく目標に向かわない状態をいいます。片方の眼が直視しているのに、もう片方の眼がそれと違う方向を向いてしまうのです。日本では、子どもの約2%、大人では約3%にみられるといわれています。「やぶにらみ」と呼ばれることもあります。

眼球は、
(1)上斜筋
(2)上直筋
(3)内直筋
(4)外直筋
(5)下直筋
(6)下斜筋
という6つの筋肉が、それぞれ伸びたり縮んだりしながら、上下左右の動きを実現しています。斜視は、この筋肉の動きのバランスが崩れることで引き起こされると考えられています。

斜視は「5種類」ある !

斜視は、症状の頻度によって、
(1)常に起こる「恒常性斜視」と
(2)ときどき起こる「間欠性斜視」があります。
また、眼のズレる方向(位置)によって、次のように、大きく5つの種類に分類されます。

・片目が内側に向いてしまう「内斜視」
・片目が外側に向いてしまう「外斜視」
・片目が上側に向いてしまう「上斜視」
・片目が下側に向いてしまう「下斜視」
・片目の傾きがズレてしまう「回旋斜視」

斜視のなかで、もっとも多いのは「内斜視」です。斜視の患者全体の約70%を占めるといわれています。また、斜視があらわれると、
(1)ものがズレて二重に見える
(2)頭痛が起こる
(3)ひどい肩こりに悩む
といった症状があわせて起こることがあります。しかし、もっとも大きな影響は「外見上で気になる」といった問題かもしれません。

「斜視が起こる」おもな原因

斜視が起こる原因について、現在のところ決定的な要因は明らかになっていません。それでも、原因はいくつか考えられています。
(1)遺伝によるもの
(2)眼の筋肉の衰え
(3)神経の異常
(4)遠視の影響
(5)視力不良
などが挙げられます。

もっとも多いとされるのは「眼の筋肉の衰え」と「神経の異常」です。「眼の筋肉の衰え」は、加齢による原因だけとは限りません。パソコン業務やスマートフォンの使い過ぎによって眼精疲労が溜まると、斜視にかかるリスクが高くなります。一方、「神経の異常」では、高血圧や糖尿病などから血管が詰まり、眼の神経が圧迫されている、といったことが考えられます。

治療は「3つの段階」から検討される

家族や友人などから斜視を指摘されたり、疲れ目が続いたりするようなら、できるだけ早めに「眼科」を受診し、専門医に相談しましょう。眼科では、原因を探るために、MRIなどの画像検査を行うことがあります。
治療には、
(1)訓練
(2)矯正
(3)手術
症状などにあわせて効果的な方法を選ぶことになるでしょう。「訓練」は、専門の訓練士などのよって行われる眼の動きを回復させるトレーニングです。

「矯正」は、レンズにプリズムを組み込んで光を屈折させる特殊なレンズを使った「プリズム眼鏡」をかけることで、視線のズレを矯正するものです。「手術」は眼を動かす筋肉の位置を変えるなどの手術が行われます。専門医に詳しい説明を求めて、十分に検討することが大事でしょう。

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