男性の5人に1人は予備軍!「痛風」を予防しよう!

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今回は『男性の5人に1人は予備軍!「痛風」を予防しよう』をご紹介させて頂きます。

突然、「足の親指の付け根」に激痛が!

痛風は、ある日突然、
(1)足の親指の付け根
(2)足首
(3)くるぶし
(4)足の甲
(5)アキレス腱
(6)ひざ
(7)手首
(8)ひじ
(9)耳
などに激しい痛みと炎症の発作が生じる急性の関節炎です。「風に吹かれただけでも痛むほど」の激痛から、痛風と名付けられています。発作の約70%は、「足の親指の付け根」に起こるといわれています。

痛風発作の多くは、夜間に起こるのが特徴です。突然の痛みから、約2〜3時間して患部が赤く腫れ上がり、その後に痛みのピークを迎えます。激しい痛みは、約24時間続くでしょう。やがて発作は約7〜10日ほどで治り、「間欠期」と呼ばれる無症状の期間に入ります。適した治療が開始されなければ、発作はくり返しやって来ます。

痛風の歴史は古く、フランスのルイ十四世、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ビンチ、ニュートン、ゲーテも痛風に悩まされていたようです。

なぜ、痛風は男性に多いのか?

痛風は、かつては「贅沢病」とも呼ばれ、中高年の男性に多かった病気でしたが、現在では、食生活の欧米化などライフスタイルの変化にともない、成人男性の4~5人に1人は「痛風の予備軍」といわれています。予備軍は、20~30歳代の若い男性に多いのが最近では目立ちます。痛風の知識を取り入れて、早めの予防対策を施すことが必要です。

痛風の患者は、女性は男性に比べて約1〜2%の発症率と低く、圧倒的に男性に多くあらわれる病気です。これほど男女差のはっきりした病気も少ないでしょう。痛風は、「プリン体」という成分が肝臓で代謝される過程で作られる「尿酸」が、増えて体中にたまり、高尿酸血症(血液の尿酸値が高い状態)という症状が長く続くことで、尿酸が結晶化して、やがて関節部分に蓄積し、炎症と激しい痛みを引き起こします。

ところが女性は、女性ホルモンによって尿酸が排泄されやすい状況にあるため、尿酸の血液中の濃度が低く、男性にくらべて痛風を患う心配が少ないのです。

「痛風予備軍」は、どんな人?

血液中の尿酸量をあらわす尿酸値は、年齢を問わず「7.0mg/dl」が基準とされ、これを超えると「高尿酸血症」と判断されます。いわゆる「痛風予備軍」です。尿酸の高い状態であっても、普通は自覚症状を感じないため、健康診断を定期的に受けて、自分で数値を確認することが必要です。

検査結果で、「尿酸値が高い」と指摘されたら、そこは要注意です。また、
(1)肥満体質である
(2)お酒をよく飲む習慣がある
(3)日常的にストレスが多い
(4)家族に痛風の人がいる
といった環境にある人は、痛風になるリスクが高いといえるでしょう。早めに「内科」や「泌尿器科」を受診し、専門医に予防策を相談することが大切です。

はじめる「5つ」の予防策

痛風を予防するには、「高尿酸血症の治療 + 食生活の改善」が不可欠です。高尿酸血症の治療は専門医の指示にしたがって適切な治療を進めましょう。食生活の改善については、次の5つを心がけて、できるところからスタートして続けることが大事です。

(1)肥満を解消する
痛風や高尿酸血症は、肥満体質の人に多く見られます。特に内臓脂肪の蓄積した「メタボリックシンドローム」にある人は注意が必要です。ウォーキングや散歩など、軽めの有酸素運動を生活のなかに取り入れて、脂肪の燃焼を心がけましょう。

(2)プリン体の多い食品は控える
レバー、白子、えび、いわし、かつおなど、プリン体を多く含む食品の摂取は控えます。摂取量を控えるとともに、食べるときは工夫が必要です。プリン体の「水に溶けやすい性質」を利用して、レバーやエビなどの食材を煮込み、プリン体を外に逃がして作る料理を食べるようにします。

(3)お酒の量を控える
ビールはプリン体が多いことはよく知られています。しかし、その他のアルコール類についても、飲み過ぎると尿酸値の上昇に影響します。アルコール自体に、尿酸の排出を阻害する作用があるためです。

(4)水分を十分に摂る
水分をたくさん摂って尿の量が増やすと、尿酸の排出が促されます。尿酸値を下げるには、1日約2リットルの排尿が目安とされています。体のことを考えると、白湯をたくさん飲む習慣がおすすめです。

(5)野菜や海藻を多く食べる
野菜類、海藻類は、尿酸値を下げる効果があります。特に野菜を多く摂り入れることで、尿はアルカリ性に変化します。尿がアルカリ性になると、尿酸が溶けやすくなるため、痛風予防には効果的です。

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