上の子に多い「赤ちゃん返り」の対応とは?

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今回は『上の子に多い「赤ちゃん返り」の対応とは?』をご紹介させて頂きます。

赤ちゃん返りは「2歳ごろ」がピーク

赤ちゃん返りとは、幼児期の子どもが「赤ちゃんのような行動」をする様子をいいます。およそ1〜6歳までの子どもに見られる現象で、1歳半から2歳が発生のピークとされています。1人でやりたい、自分の思う通りにやってみたい、と何事においても主体的で能動的な言動が目立ちはじめる「自我の芽生え」から、「自立」へと成長する過程に多く見られるといわれています。

「自分でやりたい」と主張する一方で、着替えや片付け、食事など、普段できるはずのことを、わざと「できない」「わからない」「やって」と言って甘えたり、ときには駄々をこねたりして、ママやパパに助けを求めることがあります。まるで、赤ちゃんに戻ったかのような態度をくり返すようなら、お子さんは「赤ちゃん返り」の時期なのかもしれません。

過剰に「甘える」「せがむ」が見られたら

赤ちゃん返りの行動は、
(1)過剰に甘える
(2)執拗にせがむ
(3)自己主張をくり返す
3つが大きな特徴です。これまでの能動的な行動から一転して、急にママやパパにくっついてきて、ベタベタして離れようとしない態度が目立ち、今まで1人でできたことも「やって、やって」とせがむようになります。

これらは、ママやパパの関心を自分に向けるための行動です。子どもが意識的に行っているものから、「おもらし」や「おねしょ」のように、無意識のうちにしてしまうものまであります。特徴的なものとして、次のような行動が挙げられます。

・抱っこ、おんぶ、授乳をせがむ
・着替えや食事など、身の回りのことができなくなる
・赤ちゃん言葉を使うようになる
・「ママ嫌い」という発言がある
・わがままな言動が増えてくる
・いきなり機嫌が悪くなることがある
・おもちゃなどを投げて、すぐに怒る
・他者との会話を遮って、自分の話をしたがる
・お友達と遊びたがらなくなる

「ストレス」や「プレッシャー」から起こる

赤ちゃん返りは、自立性を求められることに対するストレスやプレッシャーから起こる現象といわれています。「赤ちゃんに戻ればかまってもらえる」という心理状態が大きく影響しているようです。

・弟や妹が生まれる
・保育園や幼稚園に入る
・寝起きに、激しく泣くことが多い
・引越しをして、まだお友達がいない
・トイレトレーニングがうまく進まない

など、いきなり自立を求められる状況にある幼児にとって、赤ちゃん返りは不安な気持ちを表現し、さらに安心を確認するための行動といえます。特に、弟や妹が生まれた家庭では、どうしても、大人は下の子にかまう時間が増えることになり、上の子は「ママとの時間を奪われた」と感じることでしょう。それでも、お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだからと、小さいながらも、がんばって我慢して無理をしている子が、突然、赤ちゃん返りを始めるようになります。

「ちょっぴり寂しい」を理解してあげる

赤ちゃん返りをする・しないを含めて、その程度や期間については、個人差がだいぶあります。第一子に多いとされていますが、もちろん弟や妹が生まれても赤ちゃん返りをしない子もいますし、1人っ子でも赤ちゃん返りをする子もいます。

しないから「いい子」というわけではありません。子どもの成長過程における自然な反応で、「自分の欲求を素直に表現する」という大切な行動の1つです。ママやパパを困らせたいのではありません。ちょっぴり寂しくて、心が落ち着かないという気持ちを理解してほしいのです。

言い聞かせたり、叱ったりするのではなく、子どもが「なぜ、赤ちゃん返りをしたがるのか?」その意味を理解してあげることが大事です。ママやパパは大変でしょうが、できる範囲で、次のような対応を心がけるとよいでしょう。

・子どもと2人だけの時間を作る
・抱っこして、話を聞いてあげる
・できるだけ多く、抱きしめてあげる
・がんばっていることを、褒めてあげる
・「まだまだ甘えていいんだよ」と伝える
・お兄ちゃん、お姉ちゃんだから、と言わない

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