女性を悩ます「便秘」の種類とその原因

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今回は『女性を悩ます「便秘」の種類とその原因』をご紹介させて頂きます。

全身を「有毒物質」が巡る

正常な排泄には個人差がありますが、日本内科学会では、3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態を「便秘」と定めています。

3日という日数には異論もあるでしょうが、いずれにしても、便秘は便が長期的に体内に残り続けた状態です。すると、腸内で
(1)便の腐敗や発酵が進む
(2)善玉菌が減少し悪玉菌の勢力が強くなる
(3)有害物質やガスが発生しやすくなる
といった現象が順番に起こります。

体内に有毒物質が増えると、体は自然と排出を試みますが、便秘のため、あいにく出口は塞がれています。そこで、有害物質は腸壁から吸収されて、血液中に溶け出し、全身を巡ることになるのです、ちょっと怖いですね。

便秘は「2つの種類」に分かれる

さて、便秘には「機能性便秘」と「器質性便秘」の2つの種類に大きく分けることができます。機能性便秘とは、毎日の食生活や生活習慣が原因となって起こる便秘です。食物繊維不足、運動不足、ストレスによる自律神経の乱れ、などが原因として挙げられます。「病気が原因ではない」のが大きな特徴です。慢性的な「便秘」の場合、機能性便秘と考えてよいでしょう。

一方、器質性便秘は、胃、腸、肛門などの病気で、大腸が変形したり、腸が狭くなったりして起こる便秘です。器質性便秘の治療は、病院で診てもらわないと改善は望めません。
大腸がん、大腸ポリープ、腹膜炎、腸閉塞、子宮筋腫など、重大な病気の可能性も考えられます。便秘とともに、次のような症状が見られるときは、一刻も早く「消化器内科(お近くになければ、内科)」の医師に相談しましょう。

・吐き気、嘔吐
・激しい腹痛
・粘膜の混じった便、血便
・急な発熱

あなたの便秘は「4つ」の、どのタイプ?

機能性便秘は、普段の食事や習慣が原因で、消化器官(胃、小腸、大腸など)の機能低下が起こり、便利につながっています。そこで食生活をはじめ、日常の暮らしぶりを改善するだけで、便秘の解消が期待できます。

機能性便秘は、次の4つに分類されています。自分がどのタイプの便利であるのかを知っておきましょう。理解することで、解消の方法が見えてきます。

<一過性便秘
慢性化する恐れが少ないタイプの便秘です。ほとんどは、食生活の変化、環境の変化、ストレスなどが原因で発症しています。進学、就職、転勤、結婚など新生活のスタートで、
(1)食生活の変化
(2)ストレス
(3)睡眠不足が続く
と、これまでの排便のペースが乱れ、便秘が起こりやすくなります。

また、コーヒーや緑茶など、タンニンを含む食品を摂り過ぎても、一過性便秘にかかることがあります。一過性のため、長く続くことがほとんどありません。

<痙攣性便秘
ストレス、疲労、感情の高まりによって、自律神経が乱れ、腸のぜんどう運動(腸が収縮・弛緩をくり返して、便を押し出す運動)が激しくなり過ぎたことで、大腸の一部が痙攣して起こる便秘です。

(1)便が少しずつしか出せない
(2)わき腹が強く痛む
(3)下痢便秘をくり返す
(4)排便あとに残便感がある
のが特徴です。

<弛緩性便秘
日本人の女性、高齢者のあいだでもっとも多く起こる便秘です。出産後の女性に発生しやすく、注意が必要です。男性でも運動不足の人に発生します。

大腸を動かす筋肉の力が衰え、ゆるんだ(弛緩した)ことが大きな原因で、便意を感じなくなります。加齢にともなう内臓の垂れ下がりも影響していると言われています。
(1)黒っぽくコロコロした便が出る
(2)お腹が張って苦しい
(3)肌が荒れる
といった症状があらわれます。

<直腸性便秘
普段から便意を我慢する習慣がついて、しだいに直腸が慣れてしまい便意が起こりにくくなるタイプの便秘です。「習慣性便秘」と呼ばれることもあります。浣腸や下剤を頻繁に使うことで、直腸がその刺激に慣れて(直腸の神経が鈍って)、「直腸性便秘」になる人もいます。

慢性化しやすく、
(1)ほとんど便意を感じない
(2)排便に時間がかかる
(3)便が非常に硬い
のが特徴です。改善には、生活のなかに「トイレに行く時間」を組み込んで習慣化することが大事です。

便秘を起こす「5つ」の原因

便秘が起こる原因の多くは、次の5つが大きく影響しています。病気に由来する便秘でないかぎり、生活を見直すことで、腸内環境は改善され、便秘の悩みは解消へと向かうでしょう。それでも長く続くようなら、自己判断をせずに、消化器内科の専門医に相談しましょう。

・食物繊維の不足
・水分の不足
・ストレス
・不規則な生活
・排便の我慢

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