コレステロールの「善玉」と「悪玉」ってなに?

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今回は『コレステロールの「善玉」と「悪玉」ってなに?』をご紹介させて頂きます。

そもそも「コレステロール」は悪くない

コレステロールは、人間の細胞膜(細胞を仕切っている薄い膜)を作ったり、ホルモン(副腎皮質ホルモン、男性ホルモン、女性ホルモンなど)や、脂質の消化に必要な胆汁酸の原料にもなったり、体になくてはならない脂質の一種です。

人間は、1日に約1000〜1500mgのコレステロールが必要です。その3分の2は体内で生成し、残りの3分の1を食物から摂取しています。食事から摂取したコレステロールは、小腸でタンパク質やリン脂質に取り込まれて、血流に乗って全身をまわります。

コレステロールは「脳の成長」には欠かせない

コレステロールは、体に脂肪を増やし、生活習慣病の原因にもなるなど、悪者にみられがちですが、決して悪い物質ではありません。体全体に存在し、特に、脳内の神経伝達の成長にはコレステロールは欠かせない成分です。

実際、脳の重量の約20%はコレステロールでできています。脳をはじめ体の働きを正常に保つには、質のよい脂肪を十分に摂ることが必要です。

善玉と悪玉は「役割」の違い

脂質がタンパク質と結びついて血液に溶け込んでいる状態を「リポタンパク質」といいます。脂質は水に溶けない性質を持つため、タンパク質と合わさってリポタンパク質として血液に溶け、コレステロールを体中に運びます。

コレステロールといえば、定期検診の結果通知書で、血液検査に「LDLコレステロール(悪玉)」と「HDLコレステロール(善玉)」という項目を見かけるでしょう。コレステロールの善玉と悪玉の違いは、リポタンパク質の役割の違いです。

なぜ、「悪玉」と呼ばれるのか?

悪玉コレステロールと呼ばれる「LDLコレステロール」は、内部にコレステロールが豊富にあるリポタンパク質です。そのため、血流に乗って体のさまざまな各臓器に必要なコレステロールを運ぶ(供給する)のが仕事です。健康を維持するためには、大事な役割です。

しかし、LDLコレステロールが増え過ぎて余ってしまうと、コレステロールが血管内壁にへばりつき、組織などに溜まって、動脈硬化を進行させる恐れがあります。動脈硬化は、心筋梗塞狭心症脳梗塞、大動脈瘤などのリスクが高まるため、LDLコレステロールは「悪玉」と言われています。

善玉は「余分な量」を取り除く

一方、善玉コレステロールと呼ばれる「HDLコレステロール」は、内部にコレステロールが少ないリポタンパク質で、それぞれの組織で余ったコレステロールを取り込み、肝臓に運び出す役割をしています。

体に悪影響を与えるかもしれない余分な量のコレステロールを運び出すことから、HDLコレステロールは「善玉」と名前が付けられています。

大豆は「悪玉」を低下させる

コレステロール値を上げる大きな原因の1つは、食生活と生活習慣です。食べ過ぎです。
(1)不規則な時間での食事
(2)糖質の多い食事
(3)コレステロールや飽和脂肪酸を多く含んだ食品の摂り過ぎ
(4)食物繊維の不足
(5)運動不足は、コレステロール値に大きく影響します。

大豆タンパクには、LDLコレステロール値を低下させる働きがあるといわれています。脂を抑えた食事を心がけ、適度な運動習慣を身につけることが大事です。

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