「ポリフェノール」ってどこに効くの?

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今回は『「ポリフェノール」ってどこに効くの?』をご紹介させて頂きます。

自然界に5000種類も?

されています。植物の樹皮、表皮、種子などに含まれる色素や苦味、渋味といった植物特有の成分です。野菜、果物、植物、ナッツ、オリーブ、茶葉をはじめ、自然界に約5000種以上も存在するといわれています。

ポリフェノールは、1つの成分ではなく、玉ネギに多く含まれる「フラボノール」、お茶や柿に含まれる「タンニン」、赤ワインに含まれる「カテキン」、ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」、蕎麦に含まれる「ルチン」などの物質を総称するものです。

「フレンチパラドックス」とは?

ポリフェノールが健康によい、と言われるようになったのは、フランス人の生活習慣がきっかけでした。フランス人は、ほかのヨーロッパ諸国の人たちよりも、喫煙率が高いうえに、チーズやバターなどの乳脂肪、肉類、動物性脂質を好んで多く摂取しています。

それにも関わらず、心臓病、脳梗塞や動脈硬化で死亡する率が低いことが確認されたからです。特に、朝から赤ワインを摂取するという南フランスのツールーズ地区で暮らす人々は、高脂肪食でコレステロールの摂取量も多く、高喫煙量であっても、虚血性心疾患の人が少ないという調査報告がされています。

これは「フレンチパラドックス」と呼ばれ、何か特別な状態が起こっているに違いない、とさまざまな研究機関が調査したところ、フランス人に馴染み深いワインが注目されたのです。そして、その成分である「ポリフェノール」が動脈硬化などに効果があることが分かりました。

日本で赤ワインが広まったのは

赤ワインには、タンニン、レスベラトロール、プロアントシアニン、フラボノイド、シンプルフェノールなど、多くのポリフェノールを含んでいます。

それまで一般的でなかった赤ワインが、日本の食卓に普通に登場するようになったのは、ここ20年くらいのあいだでしょうか。そのきっかけは「赤ワインが健康にいい」とメディアで取り上げられるようになったからです。

心臓病やガン予防にも

ポリフェノールが人間の健康に及ぼす影響についての研究は、現在でも進められています。抗酸化作用、抗アレルギー作用、殺菌作用、高血圧・動脈硬化予防、ガン予防などに効果的とされています。他のも次のように多くの効果が認められています。

<アントシアニン>
ブルーベリーやビルベリーなどベリー類に多く含まれます。高い抗酸化作用で、眼精疲労回復や視力改善作用に即効性があります。血圧を抑え、血流改善に有効なことから、白内障緑内障、心臓病、肝機能、認知症の予防に効果があります。

<ルチン>
悪玉コレステロールを分解する働きがあり、脳卒中や高血圧症など生活習慣病の予防に期待される成分です。蕎麦、アスパラガス、リンゴなどに含まれます。毛細血管の弾力を強くし、血液の流れを改善することから、血管の強化、動脈硬化、高血圧の予防に効果があります。また、 肩こりや冷え性の方にもおすすめです。

<カカオマス>
ココアやチョコレートに含まれるカカオマスは、カカオ豆から外皮と胚芽を取り除いたものを発酵・乾燥・焙煎(ロースト)したものです。ストレス、疲労回復、ピロリ菌の除去に効果があります。

<カテキン>
お茶やブドウの皮に含まれる苦み成分です。赤ワインには白ワインの数倍以上のカテキンが含まれています。活性酸素の消去効果、動脈硬化や心疾患の予防効果があり、抗酸化力はビタミンCを凌ぐ働きがあります。そして、血糖値を正常化にする、脂肪の吸収を抑える効果が期待できます。

<イソフラボン>
インフラボンは、女性ホルモン「エストロゲン」と同じ働きをする性質の成分です。女性ホルモンの欠如によっておこる、骨粗しょう症や動脈硬化のリスクが改善されます。また更年期に起こりやすい女性ホルモンのバランスの乱れを調整します。

ポリフェノールを摂取できる食物

ポリフェノールは植物に含まれる成分であるため、ほとんどの野菜や果物に入っていますが、含まれる量は大きく違います。渋味や苦味が強いもの、植物の色(色素)が濃いもの
はポリフェノールが多く含まれると考えてよいでしょう。健康を考え、次のような食物を積極的に食生活に摂り入れ、効果的に摂取しましょう。

<飲み物>
・赤ワイン
・緑茶

<野菜・果物>
・玉ネギ
・リンゴ
・ブルーベリー
・ビルベリー
・プルーン
・イチゴ
・柿

<その他>
・ゴマ
・大豆
・ウコン
・生姜
・蕎麦
・カカオ

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