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今回は『太ももにあらわれるデコボコ!「セルライト」が気になる!』をご紹介させて頂きます。

日本人女性の「約90%」が持っている!

暑い夏でなくても、太ももの太さを気にしていると女性はたくさんいるでしょう。脚が細いと、パンツでもスカートでもきれいに着こなせます。そこでダイエットに励んでみたものの「太ももがなかなか痩せない」という悩みをよく聞きます。

体はスリムになっても、太ももはなかなか痩せづらいパーツです。その理由の1つが「セルライト」です。セルライトは、太もも、お腹、お尻などにあらわれる、ボコボコした皮膚のオウトツで、食事制限では除去しづらいのが特徴です。日本人女性の約90%は、どこかしらにセルライトがあるといわれています。

セルライトは「脂肪だけじゃない!?」

人間は「体液循環」という仕組みを使って、体のすみずみに栄養や酸素を届けています。一方、体に溜まった老廃物や疲労物質は、全身に張り巡らされている静脈やリンパ管に流して回収し、いったん心臓に戻されてから、最後は体外に排出します。

しかしその流れが悪くなると、老廃物は排出されず、体内を行き来するようになります。そのうちに、余分な水分といっしょに「脂肪細胞」に付着し、それがだんだん肥大化してコラーゲン線維と結びつくと、皮膚にオウトツを作ります。 これが「セルライト」です。

なぜ、皮膚がデコボコになるの?

セルライトができる原因は、特定されていません。運動不足で筋肉への刺激が少ない、乱れた食生活、寝不足、長時間の立ち仕事、ホルモンバランス、自律神経の乱れ、冷え、年齢による代謝の低下、など多くの理由が考えられています。

皮膚にオウトツができるのは、皮下脂肪が肥大化し、変形して固まったためといわれてます。先に挙げた多くの理由から血行不良を起こし、脂肪細胞同士が凝り固まって起こるようです。もともとある脂肪の量によって、オウトツの程度は変わります。

強いマッサージは、かえって「NG!」

セルライトは除去しづらいといいますが、それは脂肪がコラーゲンと結びついてできているためです。コラーゲンは繊維であるため、少々運動したくらいでは、なかなか小さくなってくれません。

また乱暴にマッサージをすると、まわりの皮下脂肪を傷つけてしまいます。すると、細胞の修復機能によって、コラーゲンの繊維はより太くなり、セルライトはますます大きくなってしまうでしょう。

お風呂マッサージを「日課に」しよう

セルライトを乱暴に潰すのはよくありません。まずは血行不良の改善から始めてはどうでしょう。お風呂で体を温めながら、次のようなマッサージを日課にして続けると効果があるようです。

(1)足裏の土踏まずを刺激する
(2)くるぶしの下や足首を刺激する
(3)足首から上に向かってふくらはぎを刺激する
(4)ひざの裏を刺激する

そして、冷たい飲み物を控える、早く寝る、適度に体を動かすなど生活のリズムを整えることも大事です。