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今回は『「薄い爪」を強くするための栄養素ってなに?』をご紹介させて頂きます。

「健康な爪」をめざして!

マニュキアやネイルなど爪を飾るおしゃれは、以前は一部の女性の楽しみでしたが、いまでは若い人から年配の女性にまで、すっかり定着したように思います。美容室のように、商店街や住宅街のなかに「ネイルショップ」があっても、最近ではちっとも驚きません。

爪のおしゃれを楽しむには、きれいで健康な爪を保つことが大事でしょう。せっかくきれいなネイルをしても、
(1)爪の色が悪い
(2)表面がデコボコしている
(3)欠けている、
(4)割れている
などでは、指先の美しさがすっかり残念なものに見えてしまいます。そこで私たちは「健康な爪」について、一度考えてみるのがよさそうです。

表面が「美しいカーブ」の爪

肌がきれいでいるとお化粧が映えるように、「健康な爪」はマニュキュアやネイルをより美しく見せます。そもそも爪は、表皮の角質が変化し硬くなってできた皮膚の一種です。

爪は「第2の皮」と呼ばれることがあります。肌の調子がよくないと顔の表情が曇って見えることがありますが、爪の色や形は、その人の健康状態だけでなく、他人からの印象にも大きく影響します。

健康な爪とは、いわば「強くてしっかりした爪」と言い換えることができるでしょう。強くてしっかりした爪は、表面が美しいカーブを描いています。一方、薄くて弱い爪を伸ばして保湿クリームなどを使ってケアしても、やはりどうしても限界があります。強くてしっかりした爪でいるには、必要な栄養素をしっかり補給して、体の内側から変えてゆくことが大切です。

意識して「タンパク質」を摂る

爪は皮膚の一種ですので、「タンパク質」によって構成されています。爪の主成分は「ケラチン」と呼ばれるタンパク質が変化したものです。そのため、お肉、お魚、卵、豆類などのタンパク質を意識して摂取することからはじめましょう。

お肉では、脂の多いお肉よりも、鶏肉など脂の少ないお肉のほうが、タンパク質は豊富です。また、タンパク質は動物性と植物性をバランスよく摂るようにします。
動物性タンパク質は、爪に「弾力性」を与え、植物性タンパク質は爪を「丈夫にする」栄養素です。

「ビタミン」の摂取も大事

健康な爪を得るには、抗酸化作用、新陳代謝、細胞の活性化、といったところがポイントになるでしょう。これらは、ビタミンを摂取することで効果があらわれます。次のような栄養素を摂取するとよいでしょう。

<ビタミンA>
ケラチンを作るのに大事な栄養素です。爪の乾燥・割れ・変形を防ぐ効果があります。レバーや緑黄色野菜から摂取するとよいでしょう。

<ビタミンB2>
新陳代謝を活発にし、爪の細胞を再生させるために必要な栄養素です。ニンジン、ほうれん草、アスパラガス、リンゴ、パパイアなどがおすすめです。