「グルコサミン」や「コンドロイチン」を知りたい!

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今回は『今さらですが、「グルコサミン」や「コンドロイチン」を知りたい』をご紹介させて頂きます。

全身には「300以上」の関節がある

人間の「関節」は、全身にいくつあるかご存知でしょうか。分類の仕方によって数え方が異なるようですが、おおよそ「230~360」もあるそうです。そのなかで、膝、肘、股関節の痛みを何とかしたい、と悩む人は大勢います。

そういった人も、そうでない人も、一度は耳にするのが「グルコサミン」と「コンドロイチン」という名前です。世間では「関節痛に効く」、「合わせて摂ると効果抜群」などと言われています。通販番組で「2大成分を配合!」と言われると、効きそうな気がしてくるから不思議です。

しかし、「グルコサミン」と「コンドロイチン」はどのような成分なのでしょうか。そして、なぜ関節に効果があると言われるのでしょうか。

なぜ「関節痛」は起こるのか?

膝や肘など、骨と骨が連結するところを「関節」といいます。人間の体は実にたくさんの骨と骨がつながってできていますが、その堅い骨同士が直接つながると、骨はすぐにすり減ってしまうでしょう。

そこで、骨の先端には「軟骨」という柔らかく弾力性があり、骨と骨をつなぐクッションのような物質があります。軟骨は、神経や血管がなく、約80%は水分でできています。表面は滑らかな層で被われ、(1)関節にかかる衝撃を吸収する、(2)関節を滑らかに動かすなどの働きがあります。

この軟骨が長い年月によって酷使されてきたことで、すり減ると、骨同士がぶつかり、「関節痛」という症状があらわれます。

グルコサミンは「軟骨成分」の原料

グルコサミンは、グルコース(ブドウ糖)とグルタミン(アミノ酸)が結びついた「アミノ糖」の一種です。軟骨の主成分である「プロテオグリカン」の原料として、軟骨のすり減りや損傷を補修し、軟骨を強化しています。

グルコサミンは、軟骨に高い保水力を与え、弾力性と柔軟性を持つクッションの働きを支えています。軟骨の他には、皮膚、靭帯、腸管、脳、結合組織などに分布し、細胞や組織を結びあわせる特徴を持っています。

40歳では「4分の1」に減少

しかし、グルコサミンは年齢とともに体内で作られる量が減少します。40代で約25~30%、50代では約20%まで低下するといわれています。すると次第に、骨と骨のすり減りが起こりやすくなり、関節痛が発生します。

年齢とともに不足するグルコサミンを、定期的に摂取することで軟骨を再生しようとするのが、グルコサミンを配合したサプリメントの目的です。グルコサミンの1日の摂取目安量は約1500mgと考えられています。習慣化することで、軟骨を強化し、関節炎や変形性関節症の予防が期待できます。

コンドロイチンは「破壊を抑える」成分

コンドロイチンは、細胞と細胞を結合する「ムコ多糖」の一種です。ネバネバとした粘着性が特徴で、皮膚、粘膜、靭帯など体内のさまざまなところに存在している成分です。

グルコサミンと並んで軟骨によい成分とされていますが、やはり同じように加齢とともに体内で生成される量が少なくなります。25歳をピークに、 30歳を過ぎると、その生産量は1日の必要量の約20分の1まで低下します。そのことで、軟骨のすり減りが進行します。

もともと、軟骨の主成分「プロテオグリカン」のなかに含まれる成分で、血管のない軟骨に水分と栄養を運び入れ、老廃物を排出する働きがあります。グルコサミンは「軟骨の修復・再生」と「軟骨の強化」を行うのに対して、コンドロイチンは「軟骨の破壊を抑制する」のが特徴です。

食事から「摂取する」のは難しい

グルコサミンは、軟骨の主成分を作り、そのなかに存在するコンドロイチンが軟骨に水分や栄養を与えています。2つの成分の相性のよさによって、軟骨が保たれ、関節は守られているといえるでしょう。

グルコサミンやコンドロイチンが含まれる食品は、エビやカニなどの甲殻類、うなぎ、フカヒレ、ドジョウ、ナマコなどですが、いずれも日常的な食事とはやや離れているため、どちらの成分も食品から摂取するのが難しいといえるでしょう。そこで、2つの成分を効率よく摂取するサプリメントの利用が近年注目されているのです。

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