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今回は『虫さされ痕(あと)を放っておくと、シミになるって知っていました?』をご紹介させて頂きます。

夏から秋口にかけて、蚊の産卵の季節です。草木の栄養だけでは足りなくて、雌蚊が人間の血液を求めてやってきます。痒くて、かきむしったら、痕がひどくなった! それだけならまだしも、何年も痕が残ったまま。実はそれはシミになってしまっているんです。

虫に刺されたらの対処法

一番は触らないこと! できることなら、患部を冷やします。そしてすばやく抗ヒスタミン剤のはいった軟膏などを塗り込みましょう。かゆみ止めはすっとするだけで腫れなどには効かないので、虫さされ用の軟膏をすぐつけるのがベスト。
刺されてすぐに処置できれば、あまり腫れずに小さくなっていきます。しかし、気が付いたら、自然と掻いていて、見たら、ものすごく赤く腫れ上がっているときは、やはりすぐに軟膏をつけます。一度掻いたら、掻かずにはいられなくなるので、がまんのしどころです。
かゆみが治っても、赤みが消えず、そのうち茶色くなって、太陽などが当たりシミとなってしまいます。それは、掻くことによって、肌に刺激が起こり、メラニンが始動し始めます。メラニン出動!ということになります。
そのために、虫さされができたら、すばやく処理し、触らない、掻かないを実行してください。我慢できないときは、保冷材や氷で患部を冷やしましょう。
ストッキングや素足の虫さされ痕は、他人が見ても痛々しいです。せっかくのおしゃれも台無し。でも、できてしまった虫さされ痕はどうすればいいのでしょう?

虫さされ痕のケアは美白!

虫さされ痕ケアの軟膏も市販されています。それ以外にも自分でできるケアは、もう痒くもなく、ただ痕だけになったら、お顔に塗っている美白の化粧水や美容液、クリームなどをつけてあげましょう。メラニンが定着する前にしっかり美白ケアをしてあげることで、冬のうちにうまくターンオーバーできるようにしましょう。
成分としてはトラネキサム酸やプランセンタエキスなどが入っているものが効くようです。
また、日焼けは大敵ですので、UVも大事。シミは紫外線によって余計に濃くなるようです。お顔でも、今まで出てきていなかったシミが、日焼けによって現れることがあります。
また、良いターンオーバーをするために、夜中のシンデレラタイムはぐっすり眠ることも大切。夏は早めの就寝を心がけてください。日付の変わる前にはベッドに入ることを目標としましょう。

一番は虫に刺されないこと!

蚊に刺されやすい人は、汗をかきやすい、体温が高い人などと言われたり、ある特定の血液型とか聞きますが、科学的に立証されていないようです。女性の香水や化粧品の化学薬品などに引き寄せられるとか、また、蚊に刺されやすい人は常在菌の種類が多いので、足の裏をアルコールで拭くと良いなど、諸説あります。
まずは、虫に刺されないことが一番です。家の中では、蚊やダニなどの対策をし、外では、虫除けスプレーを使ったり、アウトドアのときは長袖長ズボンなど対策が必要です。
最近はお部屋にワンプッシュで家の中の虫を寄せ付けないスプレー式の虫除けがあり便利です。外出時には日焼け止めと虫除けが一緒になったスプレーなどもあるので、TPOに応じて使い分けましょう。

毎日のスキンケアに頑張っているのに、虫さされでシミになったらとても残念。刺されないことが一番だけど、刺されてしまったら、とにかく触らないこと。そして痕には美白。覚えておいてくださいね。
アウトドアでは、さまざまな虫に刺されることがあります。あまり腫れがひどいときや痛みのあるときや、ひどいアレルギーになることもあるので必ずお医者さんに行くようにしてください。

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