なぜ、うちの子は「鼻血」がよく出るの?

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今回は『なぜ、うちの子は「鼻血」がよく出るの? 』をご紹介させて頂きます。

子供の鼻血はよくあること?

子供が「鼻血を出す」のはよくあることです。日常的なできごと、とまではいかなくても、子供を持ってみると分かりますが、「子供の鼻血」は決してめずらしいことではありません。

夕食まえの時間に「あっ、鼻血」と言って、子供が顔をあげて見せにきます。さっそく寝かせて、「お出かけで興奮したからね」とか「疲れているのかしら」といったところで、鼻血が治まれば、子供はまた元気です。

しかし、鼻血を出す回数が多いとママやパパとしては少し心配です。いったいなぜ、子供は鼻血をよく出すのでしょうか?

原因のほとんどは「鼻ほじり」

鼻血を出すと昔は「チョコレートの食べ過ぎ」と言われたものです。刺激物を摂取しすぎると出やすいというのは、子供の鼻血の定番なのでしょうが、チョコを食べてなくても、鼻血を出しています。

子供が鼻血を出す原因のほとんど(約90%)は、「鼻のなかをいじる」です。いわゆる「鼻ほじり」行為です。子供は、寝ているとき、遊んでいるとき、テレビや絵本を見ているとき、など無意識に鼻のなかをいじることが多く(あるいは好きで?)、そのために粘膜を傷つけて、鼻血が出やすくなっています。

鼻血は「穴から1cm」のところから出る

鼻の穴の入口から約1~1.5cmのところにある「キーゼルバッハ部位」と呼ばれる部分は、細い血管(静脈)が集まっています。ここは鼻のなかでも(1)粘膜が薄く、(2)血管が浅いところを通り、(3)血管の表面がほとんど保護されていない部分です。そのため、少しの衝撃でも傷になり、血管が切れて出血すると「鼻血」が起こります。

遊んだり、運動したりして興奮すると、キーゼルバッハ部位に血液が多く流れ、そのときに鼻いじりをして、爪で軽く引っかいただけでも、すぐに鼻血がでます。子供の鼻血は5~8月に多いといいます。この季節、子供が外で活発に動くからでしょうか。

鼻血が頻繁に出るわけ

キーゼルバッハ部位は、一度傷がつくと、血管が戻るまでに数日かかります。そのあいだにまた鼻いじりをすると、もともと子供は鼻の粘膜が弱い(薄い)ため、キーゼルバッハ部位から出血が起こり、鼻血が頻繁に出るというわけです。

鼻の粘膜は、成長するにしたがって次第に強くなります。お兄さんお姉さんに近づいてくると、いつのまにか鼻血は出にくくなるでしょう。

鼻にテッシュは「やってはいけない!」

鼻血が出たときの「止め方」は、鼻にティッシュをつめて仰向けなる、が一般的ですが、耳鼻科の医師によると、この方法は次の3つの理由でおすすめしないようです。

・鼻につめたティッシュを抜くときに、粘膜が傷つきやすい
・仰向けになると鼻血が喉に流れ、むせて咳き込んで、鼻血がひどくなる
・仰向けになると鼻血が喉にたまり、飲み込むと吐き気が起こる

頭のうしろをトントン叩く方法は、昔からありますが、効果はないようです。

鼻血の「正しい」止め方

鼻血が出たときの正しい対処は、「圧迫止血」を行うとよいでしょう。

<圧迫止血>

(1)椅子に座らせる(なければその場に座らせる)

(2)首を曲げて下を向かせる(ひざに絵本を乗せて見るような姿勢)

(3)下を向かない子供には、おもちゃや絵本を渡す

(4)鼻血が落ちないように、ひざに洗面器などを用意する

(5)小鼻をギュッとつまむ

(6)つまんだまま、約3~5分待つ

圧迫止血の方法で、鼻血が止まらない、鼻血が30分以上しても出続ける、という場合は、鼻いじり以外の原因が考えられます。できるだけ早めに「耳鼻科」を受診しましょう。血液に関する病気がないか、血液検査を実施するでしょう。

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