赤ちゃんの肌を守る「胎脂」とは?

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今回は『赤ちゃんの肌を守る「胎脂」とは?』をご紹介させて頂きます。

天然の「保湿」クリーム

生まれたばかりの赤ちゃんの首、脇、股には、白いクリームチーズのような粘膜(赤ちゃんによってはロウのよう)が付着しています。これは、赤ちゃんの肌を乾燥などから守る役割の成分で「胎脂(たいし)」といいます。

天然の保湿クリームである「胎脂」は、分娩のときは潤滑油としてスムーズな出産を助ける役目があります。そのため、生まれたての赤ちゃんの頭や顔にはべったりと胎脂がついていることがあります。胎脂は、赤ちゃんがお腹にいるときにあらわれ、羊水のなかでも赤ちゃんの肌を保護してバリアの役目をしています。

保湿性に「優れた」成分

胎脂は、分岐脂肪酸コレステロールエステル、たんぱく質、水分などの成分からできています。水分を抱え込む力と、その持続性に優れた成分です。生まれたあとも胎脂は、しばらく赤ちゃんの体に残っていることがありますが、無理に落とす必要はありません。

赤ちゃんのデリケートな肌をさまざまな刺激から守っていますので、沐浴などを繰り返して、自然に落ちるのを待ちましょう。日本では生まれてすぐに沐浴をする「産湯」が伝統とされていますが、最近は産まれてすぐに沐浴をせず、胎脂をつけたままにする「ドライテクニック」をとり入れている病院も増えています。

分娩時に軽く体を拭くだけにして、約4~5日後に沐浴をはじめるという方法です。胎脂を残すことで、
(1)赤ちゃんを乾燥、細菌などの刺激から守る
(2)赤ちゃんの体をあたたかく保温する
などのメリットあります。

赤ちゃんが「脱皮」する?

生後約1ヶ月から、胎脂の保湿成分が減ってくると、赤ちゃんの肌は乾燥してボロボロと剥がれ落ちていきます。まるで脱皮したような様子ですが、これを「新生児落屑(しんせいじらくせつ)」といいます。

羊水のなかで守られていた肌が、外気に当たり、乾燥して剥がれているのです。剥がれ落ちたあとは、新しい皮膚があらわれます。はじめての経験だと「肌荒れ?」、「何かの病気?」と驚くかもしれません。しかし皮膚が発達する過程で起こることなので、心配することはありません。

皮膚が剥がれるときは、無理に剥がそうとすると炎症を起こすことがあります。自然に任せるのがいちばんです。

ベビークリームなどは「パッチテスト」を忘れずに

新生児の表皮(皮膚のいちばん外側にある層)の厚みは、大人の3分の1ほどといわれています。そのため、刺激には敏感で影響を受けやすいので、新しい肌は、ベビーローションなどでしっかり保湿し、乾燥から赤ちゃんを守ってあげましょう。

お肌のケア用品は、赤ちゃん専用や添加物のないものをおすすめします。
他にも、馬油、ホホバオイル、オリーブオイルは安心して使えるものが多いでしょう。それでも、原材料はよく確認します。赤ちゃんに使うときは、ママの肌で試してから、次に赤ちゃんの目立たない部分で「パッチテスト」して使用するようにします。

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