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今回は『正しい日焼け止めの塗り方で紫外線ブロック!』をご紹介させて頂きます。

強力な紫外線の季節になってきました。日頃からUVケアはされていることと信じます。しかし、せっかく日焼け止めを塗っているのに、焼けちゃった! またはムラムラに焼けちゃったという方、塗り方が悪かったのかもしれません。実は日焼け止めの塗り方にもコツがあるんです。

日焼け止めの選び方

最近は紫外線の及ぼす害については、美容雑誌、ネットなどでかなり言われているので、ほとんどの方がUV対策をしていらっしゃると思います。しかし、ちゃんとその効果をわかって使ってるかというと、その辺りは疑問です。
ただただ数値の高いものを買えば効くと薬のように思っていたり、SPFだけの数値だけにこだわったり。
日焼け止めには波長の短い、焼けたら赤くなってヒリヒリする UVBと肌の奥にまで浸透してじわじわお肌にダメージを与えるUVAがあります。
SPFというのは、そのUVBをカットするもので、SPF1というと20分間UVBをカットするということになります。ですが数値が高ければ、それだけ時間も長くカットしてくれるという理論上はそうなのですが、汗をかいたり、擦れたり、塗ったところが最初のそのままの状態ということはありえません。なので、SPF50だからといって夜までその効力が続くわけではありません。また、塗りっぱなしで毛穴を塞いでいるわけですから、皮脂と混ざり合い酸化もします。お肌にいいわけもありません。
そこで、推奨するのは、SPF20以上のものを何回か塗り直すこと。
そして、SPFの数値とともに、UVAの表示もみてください。それは+の数で表されています。最高が++++です。できれば+++以上のものがおすすめです。こちらは、室内にいても、波長が長いのでカーテンの上からでも入ってきます。そしてシワなどの原因の元ではないかとも言われています。野外活動をしないときでも、日焼け止めは塗るようにしてください。

日焼け止めの効果的な塗り方

スキンケアの後、下地の前に塗ります。そのとき、ムラムラに焼けないためにも、薄めに2度塗りすると完璧です。特に透明の日焼け止めはどこが塗れていないのかわかりにくいので、二度塗ることでカバーできます。
また、鼻、ほお、おでこが特に日に焼けるところです。私は鼻が低いからとか、関係ありません。最近話題の骨格メイクでも言われるように、顔には凹凸があり、高いところに紫外線は容赦なく当たります。この3点は必ずきっちり塗るようにしてください。
塗り忘れの多いところでは、生え際、産毛のあたりまで、トントンと馴染ませるようにつけます。実は頭のてっぺんなども日焼けしています。こちらは日傘や帽子、スプレー式の日焼け止めなどを使うようにしてください。
また目の周りも案外焼けるので、薬指を使って塗るようにしてください。鼻の横、鼻の穴周り、耳、耳の後ろも忘れやすいところです。首は塗っているのに、耳の後ろが真っ黒!に、ということもあります。
忘れてならないのが、足です。サンダルなどで、足にくっきりその形がつくことも。指が真っ黒になってしまいます。健康的な小麦色の脚も綺麗ですが、サンダルを脱いだときにパンダ状態になっていることも。
唇も紫外線で、乾燥して皮がむけたりします。UV効果のあるリップを使ったり、口紅の前に保湿をしてあげるといいですね。

日焼け止めの塗り直しのコツ

塗り直すことが一番良いとわかっていても、そう簡単にはいかないですよね。
お化粧直しとして、ティッシュなどで汗や皮脂を取り除いたあとUV効果のあるルースパウダーやパウダーファンデーションを軽く載せるということでも、かなり効果があります。ボディの方も首や手などは、トイレのときなどにこまめに塗り直しましょう。
あまりに汗をかいてしまったときは、こすらずに水で顔を洗います。つまり水をかけるだけです。その後、タオルやティッシュなどで抑えながら拭きます。決してこすらないように。目元などはウォータープルーフにしていると、あとはもう一度日焼け止めを塗り直し、パウダーファンデーションをさっさっとつけておしまい。夏はこれくらいにしておくのがベスト。

太陽のギラギラが落ち着いてきたら、今度は虫の季節。虫除けは日焼け止めのあとに塗ってくださいね。虫除けは最後です。お子さん向けに日焼け止めと虫除けが一緒になったものもあります。お肌の弱い方にはおすすめです。
面倒臭がらずにケアすることが、美容への第一歩です。