今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け!
今回は『マスク跡が取れない!むくみの原因と対処方法!』をご紹介させて頂きます。

朝起きたら、顔に枕の筋が! 会社に着いたらマスクの跡がバッチリ! ストッキングを履こうと思ったら、履いていた靴下の跡が! それは全部むくみなんですよ。今日はむくみの原因と対処方法をご紹介します。

むくみの原因とは

むくみの主な原因は、ずばり血流の滞りと、老廃物の排出がうまくいっていないこと。それには、加齢によるものもありますが、塩分の取りすぎによる過剰な水分や、冷え、たんぱく質やビタミン不足などの栄養不足もあります。
お顔の場合、ハリ不足からくるものや、下肢などはやはり重力から水分が下に溜まってしまいやすいこともあります。
ダイエットなどの栄養不足で起こることもあります。やはりバランスの良い食事が必要です。ではどんな栄養素が必要なんでしょうか。

むくみに必要な栄養素 ビタミンB1、E、 C

ビタミンにはいろいろありますが、むくみに効くと言われているのは、なかでもビタミンB1と言われています。ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーに変えるときの潤滑油の働きをしていて、ビタミンB1が欠乏すると、タンパク質の合成がスムーズにできなくなり、水に溶けやすいビタミンB1は、汗や尿と一緒に、体外へ出てしまうために、タンパク質が不足気味になってしまうのです。タンパク質が不足気味になると、自律神経が血中のタンパク濃度を一定に保つように働くので、血液中の水分が血管外に出てしまい、周囲の組織にしみ出し、これがむくみとなってしまいます。
一方、「美白といえばビタミンC」が有名ですが、抗酸化機能もあり、ビタミン Eとの組み合わせで、末端の血液循環をよくする働きがあり、活性酸素などの攻撃から細胞を守っています。細胞の老化を防ぐので、加齢からくるむくみなどにも効果的だそうです。

簡単な顔のむくみ跡の消し方

朝起きて、出かける前までにとにかく消したい!という応急処置ですが、まずは蒸しタオルで顔を温めます。血行をよくすることが大事です。
そのあと、オイルなどで軽くマッサージします。リンパの流れに沿ってマッサージすると効果的です。お顔の場合大抵はこれくらいのアクションで取れるはず。また、お出かけの時には取れていなくても、目的地に着くくらいまでには取れているはず。それでもなお取れない時はべつの病気なども心配です。
むくみ跡消しには、マッサージと温めが効果的なのは、足の場合も同じです。バケツ足湯などがオススメです。外の場合、靴下跡消しのような応急処置としては「ホッとアイマスク」のような温め式のパックなどが一時しのぎで使えます。そのあと下から上へマッサージしてください。
しかし、すぐに消してしまいたい!と思っても、なかなか取れないこともあります。むくみ跡は、できてしまう前の予防が実は肝心なんです。

むくみ予防には…

お顔は定期的なリンパマッサージを。また、下肢などは、同じ体勢で長時間過ごす時は、なるべく足を動かすようにしましょう。座っている場合は、つま先を上げたり下ろしたり、ふくらはぎを叩いたり、トイレなどへ立つ時はなるべく遠回りするような工夫も必要です。立ち仕事の方は寝る時に足を高く上げたり(バスタオルや小さな枕を使う)、床に寝て、ベッドにふくらはぎをしばらく乗せたり、少し心臓より上に上げて休息したりしてみましょう。
もちろん食事も大事です。むくみは水分過多のような気がしますが、実は塩分の取りすぎによる水分過多のことが多いので、薄味を心がけ、外食をなるべく減らしましょう。ビタミンB1、E、 Cなどをうまく取り入れて、バランスの良い食事と、睡眠をちゃんと取りましょう。
大げさな運動は必要ありませんが、筋肉が衰えないように動くことは必要です。軽い運動を心がけてください。

美容のためだけではなく、むくみは全身に関わってきます。食事に気をつけて、予防することが一番大事です。食事で取りにくい時はサプリもオススメです。