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今回は『ほうれい線は肌のたるみでシワではありません!』をご紹介させて頂きます。

女性が一番気になる年齢肌はほうれい線と言っても過言ではありません。シワは重力と関係ありませんが、ほうれい線はたるみです。今日はシワやたるみの原因と解消法をご紹介。

たるみの原因


マジックのようなこと、聞いたことありませんか?
「上を向いて寝っ転がって鏡で見た顔は20年前の自分の顔」で「うつぶせの状態で鏡を見た顔は20年後の自分の顔」というもの。
重力ですね。重力に影響を受けるのがたるみです。ほうれい線はシワと思いがちですが、実はたるみが原因。なので、寝転がって鏡を見ると、ほうれい線は消えているのでは? 消えていたらたるんでいる証拠。
一番の原因は顔の筋肉の衰えです。手足などの筋肉に比べ、顔の筋肉は3割ほどしか動かしていません。しかも細くて皮膚と繋がっているので、すぐに顔の形に現れやすく、その上真皮に加齢や紫外線などのダメージを受けて衰えてくると、皮下脂肪を支えきれなくなってしまいます。
また、頬の皮下脂肪が増えると、皮下脂肪組織も肥大化し、ハリやコシが衰え、弾力がなくなり、ほうれい線ができてしまいます。
そのほか、たるみには、ゴルゴライン=目頭から鼻にかけての「ハ」の字のライン、マリオネットライン=口の横から下にかけて腹話術のお人形のようなライン、ブルドックライン=フェイスラインとも言いますが、二重顎などもあります。

シワの原因


シワの原因は、紫外線、加齢などでの肌のバリア機能低下と言われています。そこに個人による表情ぐせ、動作ぐせが加わります。
肌の弾力を生み出している、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などを作り出せなくなり、その量が減ってしまうことにより、肌の弾力が低下し、表情ジワが、いつの間にか線状になり、シワとなって消えないものとなってしまいます。
また、加齢による毛細血管の働きが鈍り、肌の隅々まで栄養が行き渡らなくなったり、紫外線がリンパ管の機能低下を引き起こし、それもシワを作る原因になっていることもわかっているようです。シワは紫外線によって深刻化してしまいます。
目元のシワが多いのは、ほかの肌より皮脂が薄いことで、潤いが失われやすいこと、皮脂腺も少ないので乾燥しやすい、まばたきなどの運動が多いことなどが挙げられます。

シワやたるみをなくすには!

まず、できてしまったシワはなかなか元には戻せませんが、表情ジワで止まっているものはお手入れでまだまだ修復可能です。まずは、保湿。表情ジワの原因は乾燥です。角層が潤うことで、キメが細くなり表情ジワの解消に役立ちます。最近はシワに効くという厚生労働省から認められた美容液も出ています。美容液やクリームをプラスして保湿を心がけてください。また、目元は目元用のアイクリームを使用してください。
また、たまに美容パックなどもオススメです。
そして、たるみですが、こちらはやはり顔の筋肉を動かすこと。「アーエーイーオーウー」といったような、大きな口を開けて顔の表情を動かしたりするのも簡単で効果的です。最初と最後は口角を思いっきりあげてやってくださいね。目は大きく開いたり薄目にしたり、まぶたの運動と額の運動になります。
そして、是非ともやっていただきたいのはフェイスマッサージです。化粧水、美容液の後に、マッサージクリームでマッサージをしましょう。
額は真ん中から外側に螺旋状に。ほおは顎先から外側に向かって3列に分け下から上へ螺旋状に、最後にこめかみを押します。口元は下唇から唇のラインに沿って口角を引き上げます。小鼻の皮脂づまりは鼻のラインに沿って力を入れて上下させます。目元はやさしく目頭のくぼみから目の周りを囲むように3回。最後はこめかみを押します。週1回でも始めてみてください。

老けたなと感じるのはやはり、シワとたるみ。今からでも遅くないお手当て(保湿とマッサージ)で、表情ジワとほうれい線を封じ込めましょう!

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