化粧品の「パラベン、石油系不使用」って、どういう意味?

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今回は『化粧品の「パラベン、石油系不使用」って、どういう意味?』をご紹介させて頂きます。

最近、化粧品やシャンプーなど直接肌に触れるものに、「パラベン、石油系不使用」や「パラベンフリー」という表示をみかけることがあります。「きっとオーガニックで体によいんだろうな」ということはだいたい想像できます。でも、いったい何のことでしょう。そして、パラベンは体にどうよくないのでしょう。

「パラベン」は、石油で作る合成保存料

パラベンは、石油を精製して作られる合成保存料で、正式名称を「パラオキシ安息香酸エステル」といいます。化粧品や食品、医薬品などに使用される防腐剤の一種です。いわゆる食品添加物といわれるものです。抗菌性が高く、広い範囲の微生物に対して効果があるといわれています。
(1)広範囲の微生物に抗菌力がある
(2)少量で効果がある
(3)持続性が高い
(4)毒性が比較的低いなどが特徴です。

食品などのラベルには、「パラベン」あるいは「パラオキシ安息香酸」と書かれていますが、パラベンは次のように5つの種類があります。

・パラオキシ安息香酸イソプロピル(イソプロピルパラベン)
・パラオキシ安息香酸プロピル(プロピルパラベン)
・パラオキシ安息香酸イソブチル(イソブチルパラベン)
・パラオキシ安息香酸ブチル(ブチルパラベン)
・パラオキシ安息香酸エチル(エチルパラベン)
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なぜ、パラベンは怖いと言われるのか?

パラベンは、たとえば化粧品に配合される場合の量は、1%(100gに対して1.0g)未満と制限が決められています。そしてパラベンは少量で効果を発揮する特性から、実際は、クリーム類で0.4〜0.5%、化粧水で0.15~0.3%の配合といわれています。

それでも、「肌荒れ、吹き出物などを誘発する」「ホルモンバランスが崩れる」「アレルギーを引き越す」などの報告があがっています。イギリスの分子生物学者であるフィリッパ・ダーブル博士らのグループの研究発表によると、20例の乳がん患者の腫瘍のすべてに
パラベンがみられたそうです。

私たちの体に入る量は微量であるため「急性毒性」を示すことはないと思われますが、気になるのは「慢性毒性」です。パラベンなど石油系の合成保存料を長期間摂取することで、体に影響を及ぼすリスクは高くなります。そして、かなり時間が経過してから、体に異常が起こっても、その原因がパラベンなど石油系の合成保存料であることを証明することはおそらく難しいでしょう。

そこで、化粧品などに「パラベン、石油系不使用」と書かれているのは、肌などへの安全性を強調しているのです。
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トラブルの恐れがある103種類の成分

パラベンを含めて、体質によってアレルギーなどの皮膚トラブルを起こす恐れのある成分は103種類あり、化粧品類などに配合されていることがあります。103種類については、「旧表示指定成分」などと検索すると詳しくわかります。

すべてが危険であるとは判断できませんし、体の反応については個人差もあるでしょう。使用の判断は各自が決めるにしても、大事なことを知っておくことは必要かもしれません。

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