パソコン作業でなる「ストレートネック」を治すには…

今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け! 今回は『パソコン作業でなる「ストレートネック」を治すには…』をご紹介させて頂きます。

デスクワークの人に多い、肩こり・頭痛・めまい

パソコンを使って長時間仕事をする人が増えました。仕事をしていない時間はスマートフォンを見ている人がいます。知らないあいだに長く一点を眺めたり、覗き込んだりしていると、「ストレートネック」になるようです。

ストレートネックは、7個ある頚椎(けいつい:首の骨)がまっすぐ(ストレート)に並んで起こる障害です。仕事の中心がデスクワークの人に多く見られます。頸部への負担が継続的にかかることで、肩こり、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴りなどが生じます。また、神経が圧迫されることで、手や腕のしびれ・だるさを感じることがあります。

これらの症状があらわれていなくても、パソコンやスマートフォンを日常的に使う人は注意が必要です。猫背ぎみになっている、両手を上げたとき左右で上がり方が違う、首が左右どちらかに傾いているなどが見られるときは、ストレートネッックの疑いがあります。鏡を見て、自分の姿勢を確認してみましょう。
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スイカの重さを、7つの骨が支えている

ストレートネックは、正式な病名ではありません。医学的には「頚椎の生理的前彎の消失」などと呼ばれます。正常な首は、約30〜40度の角度で、前方に向かってなだらかにせり出すアーチ(湾曲)構造になっています。これは、重い頭部を背中の筋肉に分散して効率よく支えるための仕組みで、「頚椎前弯(けいついぜんわん)」といいます。

人間の頭部の重さは、体重の約8%といわれています。体重60キログラムの人なら、頭部の重さは約5キログラムになります。スイカくらいの重さです。それだけの重さを、たった7つの骨が支えています。そして、長時間おなじ姿勢(うつむき姿勢)でデスクワークを行うと、頭部の重さに頚椎前弯が少しずつ失われ、ストレートネックになるのです。
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なぜ、首のアーチはとっても重要なのか?

首の骨がアーチ構造であるのは、もう1つ理由があります。私たちが歩いたり走ったりしたときの衝撃が、下半身から背中を通じて、脳へ伝わるのをできるだけ軽くするためです。つまり、頸椎の湾曲がクッションとなって、ショックを軽減しています。

首の湾曲が少ないストレートネックは、頭部の重みが背中にうまく分散されないため、首や肩の筋肉に大きな負担がかかり、慢性的な肩こりが発生します。さらに、歩行など運動によって、下半身からのショックを首で軽減できないため、衝撃の一部が頭や脳に伝わり、頭痛・めまい・吐き気などが起こるのです。

この状態を放っておくと、自律神経にも影響がでて、全身の倦怠・動悸・不安感・食欲不振・不眠など、いわゆる自律神経失調症の症状に発展するでしょう。ストレートネックになりかけの状態なら、セルフケアで十分改善できます。
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オフィスと自宅でできるストレートネック改善法

スマートフォンをいじる時間や、パソコンで作業する時間を、大幅に減らすことは難しいでしょう。そこで、ストレートネックの「なりかけ」と「予防」に効果のある方法を毎日実施することにしましょう。手軽で簡単な体操です。

昼間に自宅やオフィスで行う体操と、夜寝るときに行う体操を紹介します。

<昼間に自宅やオフィスで行う体操>
(1)タオルを首にかけて、タオルの端を両手で前に引っ張ります。
(2)引っ張ったまま、上を向いて、首を左右に傾けます。
(3)2の動作を、20〜30回行います。

<夜寝るときに行う体操>
(1)バスタオルを細く巻いて、輪ゴムでとめます。
(2)巻いたバスタオルを仰向けの状態で首の下に入れます。
(3)顔をゆっくり大きく左右に振ります。
(4)3の動作を、10〜20回行います。
(5)終わったら、そのまま眠ります。

バスタオル枕の高さや太さは、首が痛くない程度に調整します。体操をしているときに首がゴリゴリと音を立てるのは、ストレートネックのなりかけです。体操の習慣をつけることで、ストレートネックの症状は改善され、さらに予防にもなります。1ヶ月続けると、驚くほど症状が軽減するといわれています。

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