健康寿命をのばすには「血管年齢・骨年齢・腸年齢」!

今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け! 今回は『健康寿命をのばすには「血管年齢・骨年齢・腸年齢」を知りましょう!』をご紹介させて頂きます。

日本人は「平均寿命」も「健康寿命」も世界1位

WHO(世界保健機関)は、5月に2016年版「世界保健統計」を発表しています。世界保健統計には、WHO加盟国194カ国について最新の保健統計データが掲載されています。

世界保健統計によると、2015年の世界の平均寿命は「71.4歳」です。世界の平均寿命とは、194カ国のデータに基づき2015年に生まれた子供の平均寿命を推算したものです。日本は、男女合わせた平均寿命が「83.7歳」で、WHO加盟国のなかで世界1位です。健康上の問題がない状態で日常を送れる期間を示す「健康寿命」も、世界平均の「63.1歳」に対して日本は「74.9歳」と11.8歳も長く、こちらも世界1位です。
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健康寿命を延ばす秘訣は、3つの年齢

一方、気になるところもあります。日本人の平均寿命と健康寿命の差は「8.8歳」です。一方、世界の平均を見ると、平均寿命と健康寿命の差は「8.3歳」で日本より開きが少ないのです。日本人は、確かに世界有数の長寿国ですが、世界の平均よりも若い年齢で健康を害していると考えられなくもありません。

快適な老後を過ごすには(1)血管年齢・(2)骨年齢・(3)腸年齢について、50代から考えることが必要といわれます。この3つは食生活に大きく関係しています。これらを若く保つことが、健康寿命を延ばす秘訣といえます。
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血管の老化は、動脈硬化が進行していること

血管年齢は、血管の老化度合いを表す指標です。血管年齢が高いと、動脈にコレステロールや中性脂肪などがたまり、詰まる・硬くなるなど弾力性や柔軟性を失います。つまり「血管の老化 = 動脈硬化の進行」といえます。

動脈硬化は、心臓に大きな負担がかかるため、心筋梗塞狭心症脳梗塞などを引き起こします。また、現在85歳以上の4人に1人がかかるといわれる老年期痴呆(いわゆるボケ)は、動脈硬化が原因で起こるケースが約30%以上を占めています。

動脈硬化の原因は(1)高血圧・(2)高血糖(3)中性脂肪やコレステロールです。塩分の摂り過ぎ、ストレス、タバコ、肥満などが挙げられます。摂取する食べ物と食べ方を少し気をつけることで血管年齢を若く保つことができます。

海藻類、野菜、大豆などの食物繊維をできるだけ日常の食事に取り入れましょう。食物繊維には、コレステロールと糖質の吸収を抑える働きがあり、動脈硬化を防いでくれるのです。また、食べる順番を、野菜→肉→ご飯に変えるだけで、血糖値の上昇は抑えられ、血管年齢の若返りが期待できます。
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骨年齢は、実年齢よりも70%若く

骨年齢とは、骨の成熟度をみて、骨の年齢が何歳相当であるのかをあらわしたものです。骨のなかのカルシウム量の骨密度を測定することで、実際の年齢に対して、骨密度が何歳ぐらいに相当するかを示します。

高齢者の寝たきり原因の多くは脳卒中と骨折です。特に骨に関する疾病は女性に多く、閉経後、女性ホルモン(エストロゲン)の低下により、骨の新陳代謝のバランスが崩れ、骨形成より骨吸収(古くなった骨が分解される現象)が上回り、骨密度が低下することで「骨粗しょう症」が起こりやすくなります。

高齢者の骨粗しょう症患者は、日本に約1000万人いると言われます。寝たきりにならないためにも、骨年齢を若く保つよう、カルシウムを摂取する・20分程度のウォーキングを2日に1度行う・喫煙と飲酒を控えることが大事です。骨年齢は、実年齢よりも70%程度若く保つことが理想だそうです。
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腸内に「善玉菌」がどれほど多くいるか?!

腸内には100種類以上の細菌がいます。一般的に「善玉菌」が20%、「悪玉菌」が10%、そして70%は善玉菌にも悪玉菌にもなる可能性がある「日和見菌」です。善玉菌は、免疫力を高める、ウイルスや毒素の侵入を防ぐなどの働きをします。一方、悪玉菌は有毒物質を生成します。

腸内細菌のバランスを見るのが「腸年齢」です。加齢によって腸内細菌のバランスが崩れると、善玉菌よりも悪玉菌が優勢します。すると、日和見菌まで悪玉に代わり、免疫力の低下が、感染症やがんなどのリスクを高めます。実際の年齢よりも腸年齢が高い人は、腸内の細菌バランスが崩れています。それは食生活の偏りが大きな原因です。

食物繊維を含んだ食品を摂取は、悪玉菌の活動を抑え、コレステロールや中性脂肪を体外に排出し、腸内を掃除します。厚生労働省は食物繊維を1日20~25グラム摂取することが望ましいとしています。
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50歳を超えたら、食事を見直す!

健康寿命を延ばすには、生活習慣・食事・運動が鍵といわれます。なかでも50歳を超えたら食事の見直しがとても大事です。「血管年齢」は循環器内科・心臓血管外科・血管外科、「骨年齢」は整形外科、「腸年齢は」消化器科にそれぞれ相談し、一度測定するとよいでしょう。

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