今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け! 今回は『夏バテと間違えないで!その症状ストレスや隠れ貧血かも!』をご紹介させて頂きます。

夏から秋にかけて夏バテしてしまうこともありますが、本当にそれは夏バテでしょうか?夏バテだけはかたづけられないことってあるようです。意外なものが夏バテではなかったり、逆に夏バテだと思い込んでいたものが夏バテとは関係なく危険な疾患だったりすることもあります。
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実は鉄分不足だった

まず夏バテのように、なんとなく怠い、目まいがときどきする、集中力がないなどは夏の暑さのためと思いがちです。しかし、最近の女性の中では夏のだるさに、貧血という問題が隠れていることがあり、検査をしたり医師の診察によって貧血と言われることもあります。しかし最近よく話題になるのが、いわゆる隠れ貧血なのです。隠れ貧血は検査でも貧血とは数値的にはっきり出ない貧血のことで、貧血予備軍のことを指します。なんとアンケートでは女性の75.8%が、貧血の症状であるめまいを時々感じているとのこと。貧血とは鉄欠乏症貧血というものですが、症状としてはめまいや割れ爪、疲れ、動悸、怠さ、枝毛、抜け毛などがあると言われています。また状態が進行すると食欲不振や吐き気なども起こることもあります。
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隠れ貧血

隠れ貧血が夏バテにまちがえられやすいのは、汗と一緒に鉄分が排出されやすいことから、夏に起こりやすい症状だからなのです。原因はいろいろありますがやはり夏ということもあり、ダイエットをしている女性が多いこと。それによって必要不可欠な栄養が摂れていないということがあります。もちろん夏バテも手伝って食欲が落ち、そこにダイエットをしてしまうと栄養不足になりやすいわけです。■栄養が行き届いていない証拠例えば髪の毛や爪に影響がすぐに出るのは、栄養が行き届いていない証拠とも言えます。わたしたちの体では、腸から吸収された栄養分が体中の細胞や臓器に届けられますが、そのときに優先順位があり、生きていくことに特に関係の深いところから配られるとのこと。つまり髪の毛や爪はいつも栄養が届くのは最後の方なのです。そのため不足気味な栄養素があると、髪の毛や爪にすぐに影響が来てしまうことになります。ダイエットも栄養不足になるような方法は、逆に秋になって太りやすい体質をつくり上げているようなものなので注意しましょう。しっかり鉄分の多いレバーなどを摂ることもおすすめです。しかし鉄分不足の場合、他の栄養も不足しやすい状況にあることも多いので食の見直しが必要です。
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夏ストレスによる影響

次にもう一つ夏バテだと思っていたら夏ストレスだったということもあります。夏バテと夏ストレスはとても症状も似ているので、間違いやすいものですがまったく別ものです。暑さで睡眠不足になったり、食欲が進まない、怠さや疲れ安さを感じる、冷房による冷え症、やたら水分を摂るためむくみがとれないという症状は夏バテです。このような夏バテの症状とかぶる症状をもっているのが夏ストレスです。しかしこの2つは要因が違うので、予防、改善のためには夏ストレスの原因を知ることが大切になります。

夏ストレスの予防

夏という季節の特徴でもある解放感によって、思ったより気分全開になることも。しかしその反動は当然その後にやってきます。これの繰り返しによって自律神経が乱れ、そしてホルモンの乱れにもつながり心身ともに不調が起こるのです。自律神経が乱れることで疲れや睡眠障害、摂食障害が起こることもあります。夏バテとは違い、夏ストレスの予防は、外で遊ぶ時にハメを外しすぎないようにすることがポイントです。楽しみはストレス解消になりますが、はやりハメの外しすぎはストレスを抱える原因となるのです。

まとめ
このように夏バテのようで、原因が違うところだったということもあります。自分の夏の過ごし方次第で予防できることなので、まず自分の夏の生活を見直すようにしましょう。