体の不調、銀歯が原因かもしれない・・。

今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け! 今回は『体の不調、銀歯が原因かも…』をご紹介させて頂きます。

病気の治療は、因果関係を突き止めないことには始まりません。症状という「結果」を引き起こす「原因」が分からないと、治療法を決められないからです。しかし、原因追及は簡単ではなく、何億、何十億円とする検査機器があるのは、そのためです。

例えば、突如、髪の毛が抜ける病気を、歯に詰めた金属が引き起こしていることがあります。「頭髪」と、いわゆる「銀歯」の因果関係をきちんと突き止めることは、医師や歯科医ですら難しいことです。
なので、銀歯に関する病気から身を守るには、患者自身が「銀歯が引き起こす知られざる恐い病気」を知っておく必要があるのです。
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銀歯が引き起こす可能性がある病気と健康被害

銀歯が引き起こす可能性がある病気は複数あります。まずは口の症状が出るものをみてみます。
最も多いのは、口内炎や舌の炎症です。唇や口角がただれたり、切れたり、赤くなったりします。
口腔扁平苔癬(こうくう・へんぺい・たいせん)は、頬の裏側に網目模様が現れる病気です。「口腔」は「口の中」、「扁平」は「平ら」、「苔癬」は「皮膚や粘膜が炎症して硬くなる症状」という意味です。これが悪化するとただれてきます。
味が分からなくなる味覚障害も、銀歯が原因になることがあります。

次に銀歯による健康被害が、全身に出るケースを紹介します。
掌蹠膿疱症(しょうせき・のうほう・しょう)という病気は、聞きなれないと思います。手のひらや足の裏に、膿を含んだ「皮膚の小さな袋」が無数にできる病気です。
「掌蹠」は「手のひらと、足の裏」、「膿疱」は「膿の袋」という意味です。この病気は治すことが難しい病気という意味で、難治性疾患と呼ばれています。
膿疱の1個1個は、数日でポロリとはがれ落ちますが、次から次へと、新しい膿疱ができてくるのです。爪にできることがあります。
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アトピー性皮膚炎の原因が、歯の金属だった場合、患者の苦痛はかなり大きくなります。それは、専門家ですら「歯の金属がアトピーの原因になりうる」と考える人が少ないからです。
アトピーの治療は、ステロイドという強い薬を使いますが、「銀歯が原因」と特定できないと、ずっとステロイドを使い続けなければならなくなるのです。

銀歯が脱毛症を引き起こすことがあります。円形脱毛症が発症し、原因が分からないまま症状が悪化し、すべての頭髪が抜け落ちてしまったという事例も報告されています。
円形脱毛症や、頭髪が突然抜け落ちた場合、患者は、大抵は皮膚科に行くと思います。そして、やはり原因が分からないまま、ステロイドを処方される、ということになるのです。
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なぜ、銀歯がこうした病気を引き起こすのでしょうか?

因をみてみましょう。
歯の治療では、銀歯以外にも土台やブリッジなど、多くの材料に金属が多く使われています。
使われている金属は、パラジウム、ニッケル、コバルト、銀です。これらの金属は、鉄に比べて、錆びにくく溶けにくい材質なのですが、口の中は絶えず濡れた状態にあり、また、一度装着すると10年以上付けっ放しということ方もいます。そうした過酷な環境に置かれると、さすがに錆びたり溶けたりしてしまうのです。
溶けた金属が体に蓄積され、アレルギー反応を引き起こすのです。
また、口内炎や歯周病といった口の病気や口の中の傷があると、溶けだした金属がその症状をさらに悪化させることがあります。
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症状を治療する方法は…

銀歯による口の中の異常や、全身の症状を治療する方法は、ひとつしかありません。それは、銀歯をすべて除去することです。それはかなり大がかりな治療といえます。そのため、安易にこの治療法に取り掛かるわけにはいかず、「本当に原因は銀歯なのか」ということを確定する必要があります。

パッチテストという検査は、どの金属がアレルギー反応を起こしているのかを特定できる検査です。もし「ニッケルがアレルギー反応を引き起こしている」ことが分かり、詰めている銀歯にニッケルが使われていれば、その銀歯を取り除きます。銀歯が違う金属でできていたら、銀歯を取り除く必要はないわけです。

銀歯を取り除いた後は、アレルギーを引き起こさない材質で詰め物を作らなければなりません。金属の代替材質としては、プラスチックやセラミックなどが考えられます。
しかし、ここでまた新たな問題が発生します。それは、セラミックの詰め物は、医療保険が使えない場合があるのです。費用負担が大きくなることが避けられません。

銀歯による体調不良は、見つけにくい上に、治療も複雑になるという、とてもやっかいな病気なのです。

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