脚がつるのはなぜ??

今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け! 今回は『脚がつるのはなぜ??』をご紹介させて頂きます。

プールで泳いでいて突然起きる「足のつり」は、とても恐いです。また、夜中になんとなく目が覚めたなと思ったら、ふくらはぎが「あたたた!」これは「40代以上あるある」です。足がつることを「こむらがえり」ということもあります。
足がつるメカニズムと、簡単に取り組める予防法を紹介します。

結論からいうと、足がつるのは、「神経の伝達」がうまくいかず、「筋肉が強い収縮」を起こしているからです。
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神経の伝達が原因!?

それではまず「神経の伝達」からみてみます。神経は、脳からの指示を各器官に伝える役割があります。脳からの指示は「絶対」ですから、各器官はその通りに動きます。神経にはもうひとつ重要な仕事があります。それは、各器官が入手した情報を、脳に伝える役割です。脳は各器官から得た情報を元に、判断をくだします。

神経の「指示発信」と「情報受信」は、意識的に行われるときと、無意識に行われるときがあります。
「お腹が空いた、目の前のパンを手に取ろう」と脳が指示をして、手がパンに届く――これは意識的に行われています。
間違って熱湯に手を入れたときに、手を引っ込める――これは無意識に行われています。

話しを足のつりに戻すと、ふくらはぎの筋肉は、「筋肉がどれくらい伸びているか」と「どれくらい縮んでいるか」という情報を、絶えず脳に送っています。もちろん、神経を使って送っています。
その情報があるので脳は「この重い荷物を持ち上げるには、もっとふくらはぎの筋肉が頑張らないと」とふくらはぎの筋肉に指示ができるのです。

なので神経が不調をきたしていると、ふくらはぎの「現状」が脳に伝わりません。それで脳が間違った指示を出してしまうのです。
足のつりとは、脳が、ふくらはぎを収縮させる必要がないときに、「急で悪いけど、いますぐふくらはぎの筋肉を収縮させてください」という指示を出したときに起きるのです。

問題は、これが無意識に行われているということです。少し誇張して解説すると、足のつりとは、「あなたの知らないところで、脳とふくらはぎが間違った情報交換をして生じる症状」といえるのです。
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神経の不調の原因その1

ではなぜ、「間違った情報のやりとり」や「神経の不調」が生じるのでしょうか。
原因その1は、過剰な運動をしたときに、体内の水分が不足することです。水分が不足すると、体内のイオンバランスが崩れてしまいます。

某スポーツ飲料のCMで「イオンサプライ」というキャッチコピーを聞いたことはないですか。「サプライ」は「供給」です。このスポーツ飲料は、イオンを供給することで、体内のイオンバランスを整えるために開発されたのです。
イオンバランスが崩れると、筋肉が入手した情報が、神経にうまく伝わらないのです。当然、脳にも届きません。

また長時間の登山やサイクリングで、なにも食べない状態が続いても、足がつることがあります。これは、エネルギー不足によって全身が疲労して、ふくらはぎの筋肉が正しく動かなくなり、足がつるのです。
これは「筋肉が強い収縮」を起こす要因になります。
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神経の不調の原因その2

神経の不調の原因その2は、体の冷えです。夏にクーラーのきいた部屋に長時間いると、体が冷えます。これにより足がつりやすくなることが知られています。
これは血液の循環が悪くなることで、体内のイオンやエネルギーが不足するからです。さらに、体が冷えると筋肉が緊張し、強い収縮を起こしやすくなります。つまり低温の部屋にいることは、「足をつる準備」をしているようなものなのです。

冒頭で「足のつり」は「40代以上あるある」であると紹介しました。これは、加齢により筋肉が衰えているためです。筋力が落ちることに加え、血行不良、冷え、脱水症状といった、いずれも神経に良くない状況が生まれやすいのです。

足のつりにお悩みの方は、簡単にできる予防法があるので、試してみてください。
適度な運動は、筋肉を鍛えます。1日1万歩を心掛けましょう。ストレッチも効果的です。冷え対策としては、シャワー浴ではなく、入浴が良いでしょう。水分補給もしっかり行ってください。最低1日1.5リットルの水分補給を心掛けましょう。最近は「電解質の水」が発売されていますので、試してみるのもいいかもしれません。
また漢方薬もドラッグストアで簡単に買えます。漢方薬は、速効性は低いものの、マイルドに体に作用するので、安心安全な薬といえます。薬剤師に相談して購入してください。

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