逆流性食道炎の詳細と危険性!

今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け! 今回は『逆流性食道炎』をご紹介させて頂きます。

最近、朝起きたときに胸やけを感じたり、むかつきを感じたりすることはないですか。
これらの症状が慢性的に生じる場合、それは逆流性食道炎の可能性があります。

逆流性食道炎とは…

逆流性食道炎といえば、薬のコマーシャルなどで耳にしたことがあるけれど、実際にその病気の症状やその先に潜む怖い病気までは知らない方が多いと思います。

では逆流性食道炎とはどういう病気なのでしょうか。
まず始めに逆流性食道炎はどういうものなのか、その症状と発生機序を紹介します。
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その症状とは?…

症状は、代表的な胸やけやむかつきを始めとして呑酸、食道部の痛み、胸の痛み、胃が重い、のどの違和感、食欲がないなど様々です。胃酸が胃から食道を逆流するため食道が胃液によって刺激されることに由来します。

そもそも胃液はpH1~2の強酸性でいろいろなものを溶かすほど危険な液体ですが、胃の粘液表面が塩基性の物質でpH6~7の弱酸性に保たれていることによって、胃液から胃の粘液表面は保護されています。
胃は自ら分泌する胃酸に耐えられる構造になっているわけです。

一方、食道は胃酸のような強酸性の液体に耐えられる構造にはなっていません。
そのため通常では、胃の粘液表面にある胃腺から分泌された強酸性の胃液は食道の方へ流入しないように胃の入り口が閉めてあります。逆流性食道炎ではこの胃の入り口を胃酸が通過して、食道の方へと胃酸が流れ込み、その強酸性から食道を刺激してしまうことで症状が生じます。
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病気の原因

ではどうして胃酸が胃の入り口を通過してしまうのか、それには様々な原因が関与しています。脂肪の多い食事をとりすぎていること、たんぱく質の多い食事をとりすぎていること、加齢、そして胃酸の過剰分泌などがあります。
どれも結果として、胃の入り口を閉めている筋肉がゆるむことで、胃液の逆流へとつながります。
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胃酸過剰

こうした胃酸逆流の原因の中でも胃酸過剰分泌は私たちの生活習慣に影響され、逆流性食道炎に深く関わっています。胃酸過多は様々な形のストレスによって引き起こされます。仕事や人間関係から過度のストレスを受けたり、暴飲暴食をすることで消化器にストレスを与えたりと、これらによって自律神経のバランスが乱れることが胃酸の過剰分泌につながるのです。
胃酸分泌は副交感神経という神経によって支配されています。この神経が過剰に興奮することで胃酸の過剰分泌が生じるのです。

そして市販の薬はこの胃酸分泌を抑える作用を持つものがほとんどです。薬を飲むことで胃酸の分泌は抑えることはできますが、胃酸分泌を促進している原因を直接治さなければ逆流性食道炎は治せません。
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治療方法…

では逆流性食道炎の根本の治療法は何なのでしょうか。

その治療方法は生活習慣をはじめとする体がうけるストレスを少なくしてやることや運動など通してストレスをなくしていくことが重要となってきます。自分の体がいつストレスを受けているのだろうかと考えることが大切です。
そうした積み重ねが逆流性食道炎の改善につながり、それだけでなく他の様々な生活習慣病などの改善へとつながるのです。
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流性食道炎から起こる可能性のある病気について…

最後に逆流性食道炎から起こる可能性のある病気について紹介します。

一番深刻なのは食道癌です。上記の通り食道はもともと胃液に耐えられる構造をしていませんが、慢性的に胃液によって食道が刺激されることで、その構造が変化してしまいます。これをバレット食道と言いますが、これが食道癌のリスクを通常の約10倍に引き上げてしまうのです。

喫煙やアルコールからだけでなく、逆流性食道炎からも食道癌の危険が生まれるのであれば、将来のためにも現在の逆流性食道炎の症状を治す必要がありますね。まずは逆流性食道炎について理解することから始めましょう。

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