手足のしびれは危険信号?!

今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け! 今回は『手足のしびれ』をご紹介させて頂きます。

しびれはどんな症状?

しびれといっても実は細かく症状を聞くと手のこわばりや脱力をしびれと表現する人もいます。日本神経学会ではしびれは正座した後の足のように「びりびり・ぴりぴりとした痛み」や触った感じがわからない、温度がわからないといった感覚の異常をしびれとしています。

しびれはどのようにして現れるのか

しびれは基本的に神経の障害です。神経は皮膚や筋肉と脳をつないでいます。皮膚を押さえるとその信号が皮膚から脳に伝わって、どの部分をどれくらい押さえられているのか、押さえている物は温かいのか冷たいのかといった判断が脳で行われます。しかし神経に障害が出ると、触ってもいないのに触られていると感じてしまったり、触っているのにわかりにくくなったりします。これがしびれている状態です。
原因としては神経そのものが痛んでいる場合と神経を栄養している血管の障害など神経以外の原因がある場合もあります。
口内炎

検査の進め方

神経の通り道は多少個人差がありますが、おおよそ決まっています。例えば左手の親指は左手の正中神経が支配しています。正中神経は肘より先では手のひら側を通り、肘の内側を経由して上腕を通り頸椎神経6番につながります、そして脳幹の右側を上がって大脳につながっています。実際には脳に近づけば近づくほど複数の症状が出るため、他の症状と組み合わせると障害の位置を推測することが可能です。
そのため、しびれの診断にはその症状の具合と範囲、そして他の神経の障害の有無を見ることが重要です。例に出した左手の親指のしびれの場合も、細かな検査を行うと人差し指にも感覚異常が出ていたり、しびれしか気づいていなかったけれども実は軽い麻痺、運動障害がでていたりすることもあります。範囲の限られたしびれの場合は原因となる神経が同定しやすいため、あとはその神経の通り道を調べて神経の損傷がないかをみていきます。
検査としては神経の形や炎症の有無をみるMRI検査や神経の機能をみる神経伝達速度などがあります。
口内炎

広い範囲のしびれの場合は全身性疾患の可能性も!!

広い範囲のしびれの場合は全身性の病気も考えなければいけません。
全身性の神経疾患は多発性硬化症、慢性炎症性脱髄性多発神経炎ギランバレー症候群、多発単神経炎などがあります。多発性硬化症は脳や脊髄といった神経にランダムに病変ができる病気です。部位も病変ができる部位もバラバラです。そのため、手足のしびれが初発症状にあることもあります。慢性炎症性脱髄性多発神経炎ギランバレー症候群は免疫の異常による神経の障害が原因と考えられています。多発単神経炎は全身性の血管炎により神経に栄養が届かなくなり神経の障害をきたすものがあります。
神経疾患以外が原因でしびれがあらわれることもあります。糖尿病による末梢神経障害は高血糖が続いた結果ソルビトールという神経を傷害する物質が神経にたまり障害が起きると考えられています。加えて糖尿病に伴う動脈硬化で神経への血流が減ることも原因と考えられます。過換気症候群では呼吸のし過ぎで血中の二酸化炭素が減り、血液がアルカリ性に変化することでしびれが出現します。ビタミンは神経の修復を担っているため、ビタミン不足がある場合に傷ついた神経が修復されずしびれが出現することもあります。ビタミン不足の原因には偏食やダイエット、アルコールの過剰摂取などがあります。その他に甲状腺機能低下症、低カルシウム血症、うつ病やパニック障害でもしびれが出現することがあります。

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