浮動性めまい フドウセイメマイ

初診に適した診療科目

浮動性めまいはどんな病気?

浮動性めまいとは身体が宙に浮いてるような、ふわふわとした感じがするめまいのことです。
正しい姿勢を保ったり、まっすぐ歩くことが困難になりますが、症状は軽くすぐ治る場合が多いです。
貧血や低血圧、自律神経の不調が原因とされていますから、これら基礎疾患を治療することで症状はずいぶん抑えられます。
原因がわからないまま放置すると、症状が悪化する可能性があるので早めに受診するといいでしょう。

主な症状

浮動性めまいは、足が地に付いていないような感じがして、雲の上を歩いているような感じのふわふわ感、船に乗っているような感じ、体が宙に浮いているなど、「浮動性」という言葉が相応しい症状が現れます。
そのため、平衡感覚が狂うために歩行が困難な状態になって、まっすぐ歩くことができなかったり、正しい姿勢を維持できないといった状態になります。

主な原因

浮動性めまいの原因はあまり明確ではないが、パソコンやテレビを長時間見続けたり、過度のストレスによって、肩こりや眼精疲労、頭痛などが原因になったり、病気による場合は、うつ病、自律神経失調症、パニック障害、高血圧症、メニエール病といったものによって発症します。
また薬剤の作用によって症状がでることもあります。
他にも脳梗塞や脳腫瘍などのような脳性疾患による場合もありますので、大変注意が必要な病気です。

主な検査と診断

浮動性めまいの検査方法は、主に問診が活用されています。
めまいの診療においては、どのような形で病気が発露し、そしてどういった進行をしてきたのか、という物理的な部分においての答えというものを見出さなくてはいけません。
とくに特徴的とされているのが、まるで浮いているかのような感覚であり、これらの症状がでている場合には、この病気を疑うことができます。

主な治療方法

浮動性めまいは多彩な疾患が背景にあり原因に応じた治療が必要です。
薬剤が原因の場合は、原因薬剤の使用を中止したり減らしたりします。
眼科疾患が原因の場合は眼の負担をできるだけ軽減させるためにTVやパソコンといった機器の使用を控えていくことが大切です。
他の疾患がない場合の多くは身体を動かすことで軽快します。