私は慶應義塾大学医学部外科学教室入局後、大学、関連基幹病院にて一般消化器外科診療を行って参りました。基幹病院における外科の中心となる対象疾患は悪性疾患と救急疾患がほとんどで、患者さんの数が多いありふれた疾患(肛門疾患・下肢静脈瘤・鼠径ヘルニアなど)は生命に直接関わらない良性疾患のためおざなりになっている現状も感じていました。生命には関わらなくとも患者さんの苦痛度は高く、治療法も数多くあり、それぞれの患者さんのニーズに合わせた治療を選択するには高い専門性が必要です。私はこれらありふれた外科対象疾患にも力を入れ、新しい知見に基づく診療を心がけてきました。患者さんのニーズの一つに日帰り手術(当日入院・当日退院)があり、著しい医療技術や手術方式の進歩、医療器具の開発によって、日帰りで手術が可能となり注目を集めています。また、米国での今や大半の手術が日帰りで行われています。しかしながら、本邦の基幹病院では体制上、そのニーズに十分な対応を取り切れていないのが現状であり、日帰り手術可能な体制を築き、ありふれた外科対象疾患を、新しい知見に基づき専門的かつニーズに合った診療を提供することを目的に当クリニックを開設しました。
当クリニックは、日帰り手術を含めたoffice-based surgery(OBS)の専門クリニックです。
患者さんの病気の程度、社会的事情はさまざまです。一人一人の正しい治し方を提案し、その方にあった治したい程度、治し方を選択できるよう、専門機関として使命を果たしたいと考えています。まずは専門医に相談してみる。そんな感覚で受診してみてください。