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医療法人社団 浩昭会
PCP丸の内デンタルクリニック

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院長から皆様へ

お口の中の問題点には大きく分けて2つあります。

1つ目は、細菌感染によるむし歯と歯周病。
2つ目は、上下・左右・前後の咬み合わせのバランスの問題です。

お口の中には、たとえ1本も虫歯がなくて、歯肉炎や歯周病になっていないとしても、300~400種類もの様々な細菌が存在しています。

「虫歯や歯周病が感染症である事をご存知でしたか?」
その原因はプラーク(細菌のかたまり)にあります。
プラークは、300~400種類の細菌と唾液の中の酵素と食べかすによって48~72時間位でつくられます。と言う事は、2日前、3日前の磨き残しが原因になるわです。歯の表面にネバネバして付着しているプラークは、歯ブラシによって取り除く事ができます。しかしそれを除去しないで固まってしまったのが歯石です。歯石になると歯科衛生士が特殊な器具を使用しないと取り除けなくなります。
歯並びは人により様々であり、又、右きき、左ききにより磨き方も異なると思います。
意識しなくても毛先がしっかりと当たっている所は虫歯にならないでしょうが、虫歯の治療をした歯が再度虫歯になりやすいのは、磨きづらく毛先が上手に当たってない事が原因です。
歯肉炎や歯周病も細菌による感染が原因です。
疲れて体調不良の時に、歯肉が腫れるのは、抵抗力が落ちているところに、ばい菌が入り込み(深い歯周ポケットへ)うみをもつからです。

「歯周ポケット検査をされた事はございますか?」
歯肉炎・歯周病の状態を調べるが歯周ポケット検査です。歯と歯肉の間の溝は、健康な状態だと深さが1~2mmです。炎症が起きていて腫れていると3~4mmになり、歯を支えている歯槽骨までダメージにると5mm以上深くなります。
この検査をする事により、ご自分の磨きにくい場所を知ることができます。又、このデータにもとずき、歯肉炎、歯周病の治療を進めていく事が重要です。
どなたの歯肉も汚れを取り炎症をひかせる事により、健康な歯肉を回復する事が可能となります。
次にバランスの問題です。
お口の中を建物とたとえるなら、土地の部分が歯肉や歯槽骨であり、柱のわく組が、上下、左右、前後のバランスです。片側の奥歯を失い、もう片側の歯だけ咬んでいると、支えている歯槽骨に負担が重く少しずつ骨が吸収しダメージにつながります。
左右の奥歯を失えば、負担が前歯に起き、上の前歯が出っ歯のように開いてしまいます。

バランスが整う事により、組む様に支え合う事が可能になります。逆に悪い状態が続けばドミノたおしの様に崩れてしまうのです。
当院はやり返しの無い治療を目指しております。その為に治療が完治しても終了ではなく、汚れやバランスの状態等により1~3ヶ月の定期的なメンテンスへ移行させて頂いております。
当院では、受付以外は国家資格を持ち、予防治療・歯周治療に熟達した(プロフェッショナル)歯科衛生士(常勤5人非常勤1人)が、ロゴマーク(smilin)にもあります様、患者様の笑顔に接するべく、日々努力しております。
スウェーデンでは20年も前から国を上げて予防治療に取り組んでおります。お口の中が常に健康である事が全身の健康につながり、日々を笑顔で楽しく過ごす事が可能になるのではないでしょうか。
予防治療を続ける事を是非ともおすすめ致します。