白内障の治療
白内障が軽度で日常生活に支障がない程度であれば、点眼薬や内服薬で進行を遅らせることができます。
しかし、あくまでも水晶体の濁りを遅らせるもので、症状の改善や視力の回復にはなりません。
白内障が進行して日常生活に不自由を感じるようであれば、手術をすることになります。
白内障の手術
現在行われている白内障の手術は、主に水晶体の濁りを取り除き、人工のレンズ(眼内レンズ)を移植する方法(超音波水晶体乳化吸引術)が取られており、網膜や視神経、角膜などの他の部分に問題がなければ、視力低下の回復が期待できます。
白内障が進行して、水晶体の中の核が硬くなっている場合は、核を丸ごと取り出す手術を行うこともあります。
【超音波水晶体乳化吸引術】
手術には、約3~4日ほどの入院が必要となります。
後発白内障のレーザー治療
白内障手術後、数ヶ月~数年してから、、またまぶしくなったりかすんだりすることがありますが、これは後発白内障と呼ばれるもので、手術の際に残しておいた水晶体の後嚢が濁ってくるために起こります。
後発白内障は、簡単なレーザー治療で済みます。また視力もすぐに回復します。