花粉症
花粉症とは、花粉によって起こるアレルギー性の病気です。しかし、「アレルギー反応」は、健康な体を保つための「免疫」の仕組みと同じなのです。人体には体の外から侵入してくる異物に対して、その物質を排除するはたらきがあります。体に入ってきた異物を排除しようとするのは、健康を保つための人体の仕組みなのです。
また、花粉症は最近の病気であり、以降、年々増え続けています。しかも、大人になってからでも突然発症することがあります。では、どのような人が花粉症にかかりやすいのでしょうか?
アレルギー体質の人
生活が乱れている人
都市的な生活をしている人
このような人は、花粉症を発症しやすいと言われています。
では、実際の花粉症の症状ですが、鼻と眼に症状が現れる人が多いようです。
鼻の症状では、
・ くしゃみが連発して出る
・ 鼻水が止まらない
・夜も眠れないほど、鼻づまりがひどい
眼の症状では、
・かゆくてたまらない
・涙が止まらない
・充血している
その他の症状では、
・ぼーっとしてしまい、思考力がなくなる
・頭痛がする
等の症状が挙げられます。しかし、症状は人によって様々です。
では、治療法についてお話しましょう。
最も、一般的なものは、薬の服用です。ここでは、主な薬を説明します。
【抗アレルギー薬】
→比較的副作用が少なく、安全性が高いが、効果が現れるまで時間がかかる。
【抗ヒスタミン薬】
→症状を抑えるのに即効性はあるが、重度の症状には効果が低い。副作用がある。
【ステロイド剤】
→症状が酷い時に効果を発揮するが、長期間使うと副作用が出やすい。
また、局所治療として点鼻薬などの局所ステロイド薬の使用は、一般的なステロイド薬と違い人体に悪影響を与える場合は少なく、中度の症状以上で用いられる場合があります。ステロイドと聞くと副作用を心配される方もいると思いますが、全身ステロイド薬と比較して、局所ステロイド薬の通常の使用量ではほとんど副作用は認められていません。
点眼薬は、アレルギー性結膜炎の点眼薬をおすすめしています。特に個人差で過敏症状などがないかぎりは副作用はほとんどありません。
このように、薬と言っても色々な種類のものがあります。花粉症になっても、正しく薬を服用すれば、症状を抑える事ができます。
治療や薬についても相談に乗っておりますので、まずはお気軽にご来院下さい。