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治療についてのあれこれ

「禁煙について」と「巻き爪治療は千差万別」


喫煙を吸う覚悟
喫煙者の中には禁煙したいなと思う方が少なくありません。かつて私もそうでした。
さて認めがたいかもしれませんが、ほとんどの喫煙者は(たばこ常習者は)ニコチン中毒なのです。経験から言うとたばこで最初のひと口、思いっきり肺の奥まで吸うと「うめー!」って感じますよね。この時、指先から採血するとウルトラ高濃度のニコチンが検出されます。まさにニコチンが脳や神経血管に作用する瞬間です。そして神経活動の麻痺や血管の強い収縮が起こり、たばこを吸ったときの安堵感、たばこを吸うと落ち着くと感ずるのです。しかし吸った直後に計算問題をしてもらうと、処理スピードに変わりは無いものの誤答率が有意に高くなります。仕事がはかどるわけではありません。ニコチンの血中濃度が下がるのは1時間くらいで、またニコチンを欲して吸いたくなります。これがニコチン中毒です。
自転車に乗りながらたばこを吸ったことがありますか?たばこの葉だけ燃えて巻紙は残ります。本来たばこの葉と巻紙は燃えるスピードが違います。それでもたばこの煙をくゆらせておくと灰皿の中では同じ早さで燃えていきますね。巻紙に燃焼性物質が入っているからです。ときにダマとなった火薬がパッと燃えるなんて経験はありませんか。さらに巻紙は漂白もされていますので、燃焼で一酸化炭素とダイオキシンが出ないはずがありません。それも自分や家族は吸っているはずです。たばこの熱も問題です。ニコチン、タール、熱が口や喉、肺の粘膜を癌化させます。禁煙をすることで3日くらいで心臓や血管の発作が起こる確率は吸ってない人と同じになります。チャラにできるってこと。肺がんの発症率はそんなに早くは取り戻せませんが、少なくとも増加が減少に転じます。小さなことですが私は物事を始める前の一服が無いと10分得した気になりました。

禁煙治療
このニコチン中毒から離れるには本人の決心が必要です。
私の場合には子供が吸い殻を口に入れてしまったので止めようと決心しました。禁煙をする動機がある方には、今年禁煙を助けるいい薬ができチャンスです。健康保険でも認められるようになりました。ニコチン製剤ではないので、はじめの数日はたばこを吸いながら本数を減らしその後禁煙です。
治療期間は12週間、6回の受診が基本です。本来6万円くらいかかる治療費は、健康保険で自己負担額は2万円弱になります。
が、健康保険がお金を出してくれるってことは、禁煙宣言書を書き、毎回呼気中の一酸化炭素濃度を測ることになっています。本気でねって。
禁煙できたあかつきには、ほんとに止めて良かったという自分と家族に吸わない幸せが待っています。



「爪周囲炎・巻き爪・嵌入爪・深爪・爪の矯正で悩んでいる方へ」

巻き爪・陥入爪について
巻き爪、陥入爪は、爪の著しい変形により、爪のキワが足指(趾)の肉に深く食い込んだ状態です。
原因は足に合っていない靴やハイヒールで日常的に歩行するなどの他に、爪の水虫、趾の外傷後、はたまた家族的に見られることもあります。もし貴方の足の爪が親指だけでなくその他の趾でも両足に変形が見られたら、外からの原因でなく体質によるかもしれません。いずれの原因にしろ変形した爪が食い込んで趾が痛んだり、食い込んだ部分に細菌の感染を起こしたりすることで、歩くことすらイヤになります。

爪周囲炎について
当院には多くの方が爪周囲に細菌感染を起こした後、自己処置では治りきらずに受診します。この状態を爪囲炎といいます。
症状の特徴としては、初期では爪の脇に痛みを伴い、その後または同時に赤く腫れます。早期に抗生物質の服用を始めることができれば治ることがありますが、いったん爪周囲に膿を持ったらご自分での治療や服薬だけではまず治りません。趾全体が腫れて痛む、爪の脇から異常な肉が盛り上がった(炎症性肉芽)、趾がくさい臭いを発する等はすでに膿を持った状態です。こうなったら、なるべく早く外科に掛って下さい。私がそう言う理由は以下の通りです。爪は切っても痛くもないし出血もしません。爪には細菌感染を起こしたとき細菌と戦う血液やリンパが通ってないのです。それで周囲の組織が助け船として細菌感染した爪を被うような炎症性肉芽形成をするのですが、しかしこれは膿のひろがりを遅らせるのが精一杯です。ですから根本的治療として切開排膿や膿のついた爪の部分的切除が必要となるのです。

変形爪について
変形の強い爪の方も少なくないのですが、巻き爪と思っている方の中には、診察すると変形はそんなに強くない方もいらっしゃいます。それでも趾に強い痛みや爪囲炎を頻繁に起こす原因は、爪の切り方にも問題があります。ささくれを引きちぎったり、切り損なった爪を引っ張ったり、深爪するなど。そのような方は切り方の指導で改善できます。私はニッパー型の爪切りの使用をおすすめしています。 

巻き爪(変形爪)の治療について
巻き爪(変形爪)の治療は感染症のない時に行います。膿んでいる(爪囲炎)趾にはまず除菌の治療をしてから。爪水虫(爪白癬/つめはくせん)の場合には、抗菌剤の服薬で白癬が治るにつれ爪の変形自体が治ることもあります。靴などの外力で起こった変形には特殊ワイヤーを用いて爪の形を矯正する方法があります。写真を呈示してありますが、爪の矯正は万能ではありません。原因を見つけて、それを取り除くことが大切です。
例えばハイヒールが原因で、仕事柄それを止められないお嬢さんは、爪の矯正を止めたら変形は戻ってしまいます。そこでその方は冬に矯正をして、夏はサンダルを履くために止め、又冬に矯正をすることで変形の進行を防いでいます。爪の矯正は新しい方法です。いつでも止められ手軽に始められますが、行っている医師の考えと患者さんの希望との一致が大切です。また健康保険も利きません。爪矯正を始める前に診察を受けて、まずはどの治療から始めるのがいいのかご相談下さい。現状を見なければ治療方法が決まりません。

巻き爪のワイヤー治療

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