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医療法人社団健永いずみ会
岩瀬クリニック

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2011年東北関東大震災、気仙沼日記(4月27日)

2011年4月27日(水):

いよいよ明日、岩瀬チーム第二次気仙沼医療救援に出発する。
前回より多少楽だったが、同行者とあまり会えなかったため予想より準備に手間取った。今回は東京から気仙沼まで直接車で行く。先週になるが、レンタカーの心配をしながら私の車のディーラー、中野区の『宮○オート』にお願いしたところ、なんと車を1週間貸して下さるとのこと、会社の代表含め皆様に感謝だ。今日車を借りに行く途中の地下鉄の駅、聞き慣れた東北なまりで乗換えを聞いてきた御婦人がいた。時間にゆとりがあるので乗り口まで同行したところ私の名前を聞いて下さったので名刺を差し上げた。すると名刺代わりとして新聞の切抜きを下さった。
なんと石巻、気仙沼地方の三陸河北(かほく)新報社で出している地方紙
『石巻かほく』の本年1月28日第一面に掲載された反戦短歌人、菊池紀子(としこ)様であった。彼女は去る3月11日石巻で被災。同時に石巻市立病院に
入院しているご主人は、開腹手術を受けている最中に津波を受けて停電、
途中で手術中止して閉腹。自衛隊のヘリコプターで東京国立医療センターへ
搬送。病状は今も不安定。更に3日前に母親が急逝。
このような不運の連続の中で奔走しつつ、この新聞を私に手渡して反戦を
訴える強い気持ちにすこしの揺るぎもない。実に立派な方だ。
彼女が詠んだ短歌2首が、皮肉なことに震災直後の3月12,13日の両日ハワイで開かれる『第17回ホノルルフェスティバル平和の祈り展』に出展された。残念ながら
ハワイには行くことが出来なかっただろう。深い感慨のうちに、何かあれば
いつでも連絡を下さるようお伝えした。(新聞切り抜きpdf保存)
最近あまり良い事もないが、何故か良い人にめぐり会えることが増えている。

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本日記は下記にて2011年4月2日より随時更新中です。
【記】
1)医療法人社団 健永いずみ会 岩瀬クリニックHP  http://www.hospita.jp/890/ 
2)母校 学校法人 日本医科大学HP http://home.nms.ac.jp/ 
  東日本大震災における本学卒業生の救援活動について 
3)母校 駒場東邦中学校、高等学校HP http://www.komabajh.toho-u.ac.jp/