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2011年東北関東大震災、気仙沼日記(11月16日4時55分)

2011年11月16日4時55分:

明日から9回目の気仙沼出向である。一ヶ月ぶりに実家に帰るような気分だ。今日の東京は風が強く急に寒くなった感じだが恐らくあちらは私にとって真冬かもしれない。
冬の気仙沼は初めての経験なので、今日鎌田さんに電話してウエアアドバイスを頂こう。さて今もテレビでは時々気仙沼の雇用問題が放映されているが、もとの仕事に戻る人が思ったより少ないそうで、被災経験で人々の心に負った傷は計り知れないものなのだと改めて思う。あの活気ある気仙沼漁港を是が非でも復興させて欲しい。マグロ漁船が群れを成して入港する姿を見たい。毎朝あちこち競りの甲高い声でにぎわって欲しい。漁港の人々の精悍な姿と笑顔が見たい。居酒屋、スナックが不夜城に復活してほしい。今後私は被災地の為に何が出来るのか?無力に近い。ただ決してあちらで迷惑を掛けず、ほんの僅かでもお役に立てればそれで十分満足だ。東京にずっといても仕事以外では有効なことばかりしているわけではない。無駄にお金や時間を使い、何も考えずに何日も過ごすことも珍しいことではない。以前にもここで書いたが、被災地出向は自分のために続けていることを改めて思う。夏ごろから東京での時間の使い方が上手になった。今やるべきことと先送りでいいことを明確に判断出来る、過去を振り返らない、だらだらくよくよしない。夜の外飲み回数、時間ともに激減した。自分で自分がこんなに変われるのかと今でも信じられない。気仙沼に行くために東京での私の1ヶ月は約20~25日、時間を無駄には出来ないのだ。


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本日記は下記にて2011年4月2日より随時更新中です。
【記】
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