2011年12月25日14時8分： 

10回目の気仙沼出向を終えて、東北新幹線が東京へ向かっている。今回は被災して仮設に住む昆野一家に居候という初めての経験であった。昆野さんは震災以降気仙沼市民会館に避難しており、今年の夏ごろ咳が続いたので何度か診察したことがきっかけで今日まで仲良くして頂いている。9月末頃五右衛門が原の仮設に入居したのだが、今回は寝床を貸してくれたばかりでなく、ほぼ3食作って下さり、大変お世話になってしまった。昨夜はクリスマスイブということで鎌田さんはじめ、友達を呼んで楽しい夕食会を行い、豪華な料理は全て昆野さんの手製、更にケーキまで買って来てくれた。いったいどちらが被災者かわからないような状況であった。昆野さん初め皆様に心より感謝の気持ちを伝えたい。とにかく今回は市民会館で雑談したり、軽く仮設めぐりをしたり、昆野さん宅でごろ寝をしたりして、これといった貢献もせず今日になってしまった。私としては尻すぼみだった今年最後の気仙沼出向が終わるが、こういうことがこれから多くなるかも知れず、今後ははっきりとした計画を立てて現地に向かった方が良さそうだ。先送りしてきた東京の仕事が山積して1月は気仙沼出向出来ないかもしれないが、長く短かった2011年もあと6日、もう一度振り返って来年の志を決めたい。

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【記】
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