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厚化粧の国防婦人会ボス

1931年の満州事件、1932年の上海事変当時、大阪に住む主婦たちを中心に、出征兵士や応召のために帰郷する若者への慰労を目的として自然発生的に作られた団体が、やがて「大日本国防婦人会」という全国的な組織となった。
白エプロン(割烹着)に襷掛けを制服として、出征兵士の見送り、留守家族への支援、傷病兵や遺骨の出迎え、慰問袋の調達と発送、兵営や陸軍病院での洗濯、防空演習などの活動をした。
出発点は兵士を送り出す母親の感覚からの草の根活動であったが、軍政がこれを見逃すはずがない。国が主導して組織された隣組制度と組み合わされて、思想統制や住民相互の監視機能を担うようになった。結果として、政府主導で組織されていた愛国婦人会などと統合されて大日本婦人会となり、戦時下の全体主義体制を支える重要な機能を担った。
数人人が集まればそこに上下関係が生まれるのはいつの世も変わらぬところ。現在のママ友におけるボスママのような存在が現れる。しかも当時は今のように建て前の世界でさえも自由平等が謳われていない時代だから、お上のお墨付きで主導権を握った国防女の横暴ぶりは今のボスママの日ではなかったと思われる。
大東和戦争の目的や戦火に疑問を呈する発言を聞きつけると、憲兵隊に密告したり、売国奴として村八分にする。お上から歪曲された情報を得意げに言いふらして情報操作の一翼を担った。
当然ながら敗戦と同時にGHQの命によってこの婦人会は解散させられた。お調子者だったとはいえ、戦犯に問われても不思議ではない者もいたと言われている。
 
前回のコラムで丸川珠代環境相兼原子力防災担当相と島尻安伊子沖縄・北方担当相の無知蒙昧、無責任を糾弾したところ、これを読んでくださった方から、とんでもない大臣はもう一人いるだろうとのご指摘を受けた。
彼の頭に浮かんだのが高市早苗総務大臣であることはすぐに分かった。だが、私が「あれは丸川や島尻と同列に非難するだけではこと足りない」と答えると、彼はすぐに納得してくれた。
高市は2月9日の衆議院予算委員会で放送事業者が政治的公平性を欠く放送を繰り返して行政指導でも改善されないと判断した場合には電波法第76条に基づいて電波停止を命じる可能性に言及した。この発言は今でも目に余る安倍内閣の言論に対する介入をより鮮明に推し進めるという意思表示だ。
放送法は太平洋戦争中、マスコミが軍政の圧力に屈して偽情報の代名詞となった「大本営発表」を流し続けたことに対する反省から1950年に作られた法律だ。したがって第1条から4条までに「放送の自律を民主主義に資する放送の自由に関する諸条項」が定められている。
時の権力から民主主義の根幹の一つである言論の自由を確保するため法律であって、国家権力の暴走を抑止するための憲法と同様の精神を有している。
因みに、大東和戦争当時の言論統制を推し進めた一人が安倍坊ちゃまの敬愛する岸信介おじいちゃまだ。
高市はこの法律の精神を踏みにじって、権力に反抗する言論は封殺すると公言しているのだ。この点で単なる目立ちたがり屋のお馬鹿、丸川、島尻とは罪の重さが比べものにならないくらい思い。その罪の重さは、憲法に違反して安保関連法案を押し通した安倍に匹敵する。
もともと高市は率先して靖国参拝をするなど自民党の中でももっとも右寄りの行動をしてきた政治家の一人だ。
ナチス・ドイツのシンボル「かぎ十字」に似た旗を掲げて活動する団体、「国家社会主義日本労働者党」の代表、「山田一成」と写真を撮り、その団体のホームページにも掲載されていた。また、自民党東京都支部連合会広報部長、小粥義雄が書いた「ヒトラー選挙戦略」という本に推薦文も寄せている。
このような右寄り、好戦的姿勢が安倍に擦り寄るためのパフォーマンスなのか、本当に根っからのファシストなのかは分からないが、国防婦人会のもっともいやらしいボスのような存在であることは確かだ。
これ以上、この妖怪人間ベラみたいな白塗りお化けを跋扈させておけば、我が国は一気に抜き差しならないくらい息苦しい国になってしまう。その時になって悔やんでも、もう後戻りはできない。
次の選挙で確実に妖怪退治をしよう。
 

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