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はんざわ歯科

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ブログ

義歯 ノンクラスプデンチャーについて

■ノンクラスプデンチャーとは
義歯の金属のバネ(クラスプ)部分を無くして、その部分に新素材を使用した義歯のことで、ノンクラスプデンチャーに使われている新素材は、今までの歯科材料・歯肉部で使用していた【メチルメタクリル塩酸】を製造、改良、研究を繰り返し【スパーポリアミド】という素材になりました。これはナイロンの一種で、今までの義歯に比べ弾性に富み、審美性も優れなど多くの人に喜ばれているます。

クラスプ義歯 ノンクラスプ義歯

■ノンクラスプデンチャーの特徴
  クラスプ義歯 ノンクラスプ義歯
見た目 金属部分が
目立つ
金属部分が無いので
美しい
金属
アレルギー
金属を使用している為
心配
金属を使用していない為
安心
歯への
負担
残った歯にブリッジ
するため
負担がかかる
残った歯にブリッジ
しないので
負担が無い
違和感 金属が舌などに触るため
違和感がある
歯茎にフィットする為
違和感が無い
食べ物 金属部分に
ガムやお餅がくっつく
金属部分が無い為
くっつく無い
弾力性 無い
落としたりすると割れる
弾力性がある為
落としたぐらいでは
割れない
劣化 金属なので
変色する
劣化しない
強度を持っている
ガタつき 弾力が無い為に
ガタつく
弾力がある為
ガタつかない
軽さ 金属を使用している為
重い
40g(総入歯の場合)
金属を使用していない為
軽い
13.8g(総入歯の場合)
また、年齢や性別に関係なく、多くの人に喜ばれ、米国を中心に、歯科医療先進国のほとんどで使用中です。

■ノンクラスプデンチャーQ&A
Q1. メインテナンスは?
A
やわらかいブラシで汚れを落とした後、専用の洗剤(バルクリーン)を使用して下さい。
*漂白剤が入ったもの・アルカリ性や酸性のものは、義歯が変色してしまいますので避けて下さい。
   
Q2. 素材は?
A
スーパーポリアミドという素材で出来てます。
プラスチック系ナイロンの一種です。壊折の心配はありません。
   
Q3. どのように義歯ができますか?
A
基本的には、どんな部分義歯でもできます。
叉、今までの義歯で出来ないものでも、症例によっては可能なものもあります。
今までの義歯のバネ(クラスプ)がかかる歯でなく、残っている全ての歯を利用出来るからです。
歯肉から出っ張った骨(骨隆)のアンダーカットや、クラスプのかかる歯の4面全てのアンダーカットを利用出来る事も、この新素材の特徴です。
   
Q4. 総義歯はできるの?
A
現在のものより、薄く、軽くできます。壊折の心配が無く、歯肉から出っ張った骨を利用出来るので、義歯の安定が図れるのが特徴です。
しかし、義歯安定剤などがつきにくく、歯科医師用の義歯裏総材もつきません。
   
Q5. 金属アレルギーは大丈夫ですか?
A
金属を使用しないので、金属アレルギーの心配はありません。今までの義歯のレジン部(歯肉部分)は、外科用縫合糸に使われているポリアミドナイロンで、金属アレルギーの心配もありません。
   
Q6. どこで作っていますか?
A
アメリカで開発され、日本の技工士が完成の手前まで制作し、中国で仕上げます。
   
Q7. 歯の色と形は自分の歯に合わせられるのですか?
A 歯の色と形は、各種規制の歯(人工歯)があるので大丈夫です。
歯肉の色は一種類です。
   
Q8. 今までの義歯との違いは?
A 金属が見えないので、義歯を入れているのが、わかりにくい。
薄いので、装着していて違和感が無い。
弾性があるので割れない。