帯状疱疹
帯状疱疹は、免疫力が低下する冬に高齢者を中心に、また、加齢・病気・過労等により発症しやすくなります。重症にならないうちに、そして後遺症を回避するためにも早めの治療が必要です。
高齢者を中心に発症 |
・帯状疱疹は高齢者を中心に年間50万人前後がかかる
・一生のうちに5~7人に一人が発症するともいわれる
原因 |
・子どもの頃に感染した水ぼうそうウィルスで、ほとんどの人が保有
・主に背骨近くにある神経節に潜んでいるウィルスが、加齢や病気、過労等で免疫力が低下することで活動を始めることによる
症状
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・神経節の神経に沿って体の片側で皮膚や神経を攻撃
・体の左右のどちらかに強い痛み
・赤いぶつぶつが発生、水ぶくれになり帯状に広がる
・発症後1~2週間をピークに1~2ヶ月で治癒
・顔や頭に出来ると視力障害や顔面神経の麻痺が残る
・皮膚症状が治まったあとでも帯状疱疹神経痛が残り、特に65歳以上に多い
・皮膚症状発症後、72時間以内に抗ウィルス薬での治療により帯状疱疹神経痛の発症率は半減する
治療について |
・原因ウィルスの増殖を防ぐ抗ウィルス薬の投与で大半は内服薬
・体全身の症状が出るなど重症の場合は、入院して点滴投与
・高齢化社会の進展とともに今後は増加傾向。
治療法は確立していますので心配の必要なありませんが、発症は体が弱っている証拠なので、ゆっくりと休養をとるように心掛けましょう。