自己紹介
最新の不妊治療の提供と、生涯主治医として女性の一生の健康サポートに貢献する事をクリニックの命題といたします。
卵巣不全の不妊を治療してきた経験を生かし、幅広い不妊患者様の治療を最新の治療法を用い、各患者様の状態に合わせて行います。 1.私の行って来た不妊診療について 現在日本社会の直面する根本的問題は少子化、人口の高齢化です。
一方、不妊診療を行う生殖医療の領域では、ここ数年、不妊カップル、特に不妊女性の高齢化が急激に進んでいます。女性の妊孕性(妊娠する能力)は25才をピークに低下し、31才では半数の女性で低下しており、40才では半数の女性が不妊となります。現在では多くの不妊施設で体外授精を受ける女性の1/3以上が40才以上です。
一般に体外受精による周期あたりの妊娠率は、20歳台で約40%、30歳台前半で32%、30台後半で約25%、40歳台で12%と言われ、40才以上で は体外受精などの生殖補助医療(ART)の成功率は有意に低下します。現在では、どの不妊施設においても、高齢不妊患者を回避することは不可能になりつつあります。
一方、私はこれまで聖マリアンナ医大において早発卵巣不全【40才未満で閉経状態になること、すなわちprimary ovarian insufficiency(POI)】の治療、研究に取り組んできました。かつてPOI女性は絶対的不妊であり、不妊治療は不可能であるとされていました。 聖マリアンナ医大生殖医療センターでは、Kaufmann療法と呼ばれる女性ホルモンを周期的に補充し、月経周期を形作る方法に排卵誘発法、体外授精などの生殖補助医療(assisted reproductive technology: ART)を組み合わせた不妊治療法の改良を試み、現在では約30%の症例で凍結卵が得られるようになり、2-3個以上の凍結胚が得られた所で胚移植をする ことにより、25%の症例で妊娠が成立するまでに至っています(2011年度)。 私どもの開発した治療法を応用する事により、いわゆる卵巣予備能低下と呼ばれる排卵誘発剤に対して反応の低下した患者様達の不妊治療の成功率も飛躍的に上げられるものと考えられます。 2.ローズレディースクリニックにおける今後の診療 新ローズレディースクリニックにおいては、これまで聖マリアンナ医大で培って来た技術、臨床経験を生かして、POIによる不妊患者さんの治療のみならず、種々の原因による不妊患者さん全般にその方に合ったテーラーメイドの治療を行って行く所存です。 早発卵巣不全の患者さん方は、最も精神的サポートも必要とされている方々です。私はこれまで大学病院における診療において不妊治療を進めながら充分な精神的ケアーを充分にして差し上げられなかった事に歯がゆい思いをしてきました。今後は充分な精神的サポートとそれぞれの患者さんの状況に合った丁寧な診療を 心がけて行く所存です。
同時に女性のパートナードクターとして、一生のサポートをしていくためには、子宮癌検診、思春期、更年期の諸問題、避妊法などを含め一般の婦人科診療についても最高の医療を提供して行きたいと考えております。 副院長 松井大輔医師、スタッフ一同とともに心を合わせて皆様に最高の医療を提供すべく努力して参りたいと念願いたしております。
IVA(in vitro activation of primordial follicles)は不妊治療の革命と注目される治療法で、現在、世界で聖マリアンナ医大病院と当院でしか実施されておりません。
石塚院長は聖マリアンナ医科大学在職中より、早発卵巣不全の研究、治療において、その第一人者として取り組んでまいりました。現在、早発卵巣不全、さらにIVAの治療を希望されて、日本国内だけでなく海外からも患者様がいらっしゃっています。また、一般不妊治療においても、松井副院長のもと、最新の研究に基づいた治療を実施しております。
これらの新技術を学び、新しい分野を切り開く、やる気に満ちたスタッフを募集しています。
不妊に悩む患者さまは様々なストレスを抱え苦労されています。
少しでも多くの不妊・不育に悩む患者さまの希望と夢を叶えてあげられるように 現スタッフと共に、この仕事を一緒に頑張ってみませんか?
現スタッフは、すべての部署において、とても前向きで明るい人たちです。 そしてクリニック内で、研修やミーティングをかさね皆の意見を取り入れつつ前進する職場となっております。
すべての職種において、教育と研修を受ける機会を設けております。
また、折々に、誕生会、納涼会、忘年会といった食事会や社員旅行を計画し、クリニックで働くスタッフのコミュニケーションを深め、安心して楽しく働ける環境を整えております。
クリニックは、世田谷区の閑静な住宅地に立地しております。
東急大井町線の尾山台駅が至近ですが、通勤経路には、二子玉川、自由ヶ丘、渋谷といった、いま注目の街があり、仕事のあとも楽しめることと思います。
経験の有無は問いません。
よりよいクリニックを共に築いていける仲間をお待ちしております。
詳しくは、ホームページをご覧ください。
各職種の勤務条件につきましては、メール (info@roseladiesclinic.jp)またはお電話にてお問合せ下さい。
お問合せの電話は、03-3703-0116 (月~金 9:00~17:00)
ローズレディースクリニック 採用担当:池田