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医療法人社団埼玉光明会
東大沢整形外科内科リハビリテーションクリニック

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上腕二頭筋断裂

上腕二頭筋断裂
(じょうわんにとうきんだんれつ)
【症状】

・受傷時には、上腕部の疼痛や腫脹、脱力感などがあり、皮下出血がみられる場合もあります。
・筋力低下の改善、運動時痛が残存する場合には、手術が必要になりますが、症状に乏しい場合には経過を観察します。
・腱板断裂の合併が多いとされています。

【部位】
上腕部の前面、力こぶの場所です。力こぶをつくると陥凹がみられます。

【なぜ痛くなるの】
『上腕二頭筋』とは、力こぶの筋肉のことをいいます。この筋肉は、肘を曲げる事の他に、肩の動きも助けています。肘から肩にかけて付いていて、肩側から 「長頭腱」・「短頭腱」の二本に分かれます。
「長頭腱」は結節間溝という骨の形状上狭い所に位置する為、摩擦による影響を受けやすく、「短頭腱」よりも負担がかかりやすいといえます。
力こぶの筋肉が働いて縮む時、また、逆に伸ばされる時、細い腱の部分が牽引されます。このような刺激が繰り返される事で筋肉が徐々に傷つき、時には断裂し てしまう事があります。
物を持ち上げたり、引っ張ったりした際の損傷とそうした外傷がない損傷のタイプがあります。

【東大沢整形外科内科での治療および治療方針】
①薬物療法
抗炎症 剤の注射や内服薬・貼り薬により患部の炎症を抑えます
②物理療法 電気 治療や鍼治療により炎症を抑え、筋肉の緊張を和らげます
テーピングにより筋肉の働きを助け負担を減らしたりします        
③理学療法 肩周 辺の動きの改善、痛みに応じた筋力訓練など
④手術適応と考えられる場合には、患者様と相談の上当院提携病院を紹介致し ます。