関節リウマチ
関節リウマチは、体に備わっている免疫機構が、外敵ではなく自分自身の細胞や組織を攻撃してしまう、自己免疫疾患のひとつです。
関節リウマチでは、痛みや腫れ、骨の破壊などの他、関節が不具合になることによる体の機能障害が問題になります。食事や着替えといった日常生活や、多くの女性では家事に支障が出てきます。
発症から1年以内に関節の破壊が進むことがわかってきているため、早期発見・治療が大切です。
<早期に関節リウマチを発見する方法>
●血液検査
炎症の指標となるリウマトイド因子(リウマチ因子)や赤血球沈降速度(赤沈)、C反応性たんぱくし(組織などの破壊があると血液中に出るたんぱく質)の上昇を見る。近年では、早期発見のために。抗CC抗体(抗環状シトルリン化ペプチド抗体)の陽性の有無を調べることもある。
●画像検査
X線撮影や超音波。磁気共鳴画像装置(MRI)などが使われる。
<治療法>
●薬物療法
●手術療法(炎症を起こした関節の滑膜の切除や人工関節への置換)
しかし、薬物療法や手療法で、関節リウマチ治療の全てを解決できる訳ではなく、薬物で症状の寛解にもっていく一方、リハビリテーションで損なわれた機能を取り戻すことも必要です。
※2011年11月13日(日)日本経済新聞参照