はじめまして、大江戸浦安クリニック院長の中村洸太です。私は当院を開院するまで、順天堂浦安病院の呼吸器内科で診療に従事してきました。呼吸器疾患は癌や感染症、免疫疾患など病態が多彩なことが特徴で、肺だけではなく全身の症状・病態へ対応できる医師を志して呼吸器内科に入局しました。
大学病院では多忙な日々でしたが多くの経験を積むことができ、肺癌やCOPD、間質性肺炎、誤嚥性肺炎など多くの看取りにも立ち合わせていただきました。医学的知識を得て経験を積むにつれ、医学的に正しい対処だけではなく、患者さんそれぞれの生活や想いをどれだけ汲み取って医療に反映できるかが大切なのだと考えるようになりました。医療連携で勤務したクリニックでの在宅医療を通じて、患者さんの生活のあり方をダイレクトに意識してオーダーメイドで考えていく在宅医療の良さを実感しました。
在宅医療は病院での外来・入院医療の縮小版ではなく、在宅医療だからこそできる医療の形があります。患者さんご本人・ご家族の「想い」に寄り添った医療を考えていきます。