おうちde診察クリニック成田の院長、清田 育男(せいた いくお)と申します。
この度、長年勤めた大学病院を退職し、訪問診療専門のクリニックを開業させていただく事となりました。
私がまだ若手と言われていた駆け出しの頃、患者さんは皆さん、大きな病院で治療したり入院したりする事を望んでいるのだと、当然のように考えていました。
しかしある時入院していた高齢の患者さんがつぶやいたのです。
「先生、家に帰りたいなぁ・・・治らなくていいから家に帰りたいなぁ・・・」と。
恥ずかしながら私はその時大きなショックを受けました。
自分自身若かった事もあり、大きな病院で最先端の医療を受け、入院する事を皆が望んでいるのだ、と思い込んでいたのです。
でもそれだけではなかった・・・
今まで自分は大学病院に居ることに慢心して患者さんの気持ちまで診ることができていたのだろうか・・・
忙しさにかまけて、目の前に居る患者さん本人の心まで一緒に診ることができていたのだろうか・・・
勤務しながらもずっとその気持ちが心の中にくすぶっていました。
そしてその気持ちが大きくなっていった時に大学病院を去る決意をしたのです。
訪問診療とは、おうちで過ごす患者さんをサポートする医療です。
病院に入院するという選択。
老後をホームで過ごすという選択。
そして住み慣れたおうちで過ごすという選択。
誰もが自分らしく生きる為に。
誰もが笑顔で毎日を過ごす為に。
私は医師として、医療の面からそのお手伝いをしたい。
それが私の使命であると考えています。
「おうち」で過ごす事を決めた患者様とそのご家族を精一杯サポートして参ります。