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私は1999年に慶應義塾大学医学部を卒業して以来、外科医一筋で修行に励んで参りました。最初の3年間は研修医・専修医として一般消化器外科全般を広く学びました。4年目以降より末梢血管外科を専攻し、下肢静脈瘤・閉塞性動脈硬化症・腹部大動脈瘤などを深く学んで参りました。2009年より3年半に渡りハーバード大学医学部の関連病院であるマサチューセッツ総合病院とブリガムアンドウィメンズ病院で研究者として世界最先端の医学にも触れて参りました。
私が医師になった当初よりモットーとしていたのは「名医であるより良医であれ」との言葉でした。誰もがスーパードクターになれる才能に恵まれているわけではありません。けれども、正直・誠実なドクターには誰もがなることが出来るはずです。患者さんの疑問や質問にはきちんと答えること、患者さんにとって耳の痛いことを言わなくてはならないときでも患者さんの気持ちに寄り添うことは努力すれば誰にでもできるはずです。
様々な専門医資格や指導医資格を取得し、血管外科部長として手術を指導する立場にもなりました。近隣の自治体で手術を断られた患者さんを引き受けることもありました。忙しくて充実したキャリアでしたが、どこかでひっかかるものがありました。あまりの忙しさに奢っていたのかもしれません。
後進が十分に育ち、後継者として職責を果たしていけると確信したことを契機にクリニック開業を決意しました。今後はもっとダイレクトに患者さんと関わりあえるようになるはずです。専門として最もありふれた病気である下肢静脈瘤と閉塞性動脈硬化症を選択しました。最もありふれた病気において安価に安全で良質な医療を提供することが最大の地域貢献と信じたからです。
一人でも多くの患者さんを良くすることで社会を良くすること、それが良医への道と確信しています。