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医療法人社団 博雅会
大江医院

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ピロリ菌の除菌、慢性胃炎への保険適応拡大へ

胃がんの原因となるピロリ菌を抗生物質などを使って取り除く「除菌」で健康保険の適用される範囲が慢性の胃炎にも拡大され、胃がんの予防につながると期待されています。
ピロリ菌は胃の粘膜に炎症などを引き起こす細菌で、50歳以上の日本人の45%前後が感染しているとされ、さまざまな研究で胃がんの原因となることが明らかになってきました。
こうしたことから厚生労働省は2月21日、抗生物質などを使ってピロリ菌を取り除く除菌で健康保険を適用する範囲を、これまでの胃潰瘍や十二指腸潰瘍などに加え、慢性胃炎の治療にも拡大することを新たに認めました。
慢性胃炎は、ピロリ菌に感染した人のほとんどに見られることから、保険の適用で除菌が普及すれば胃がんの予防につながると期待されています。
ただし、胃がんのリスクが無くなる訳ではないので、ピロリ菌の除菌をしても除菌後の定期的な内視鏡検査は欠かさず行って下さい。