歯を削る「治療」から、歯を守る「予防」へ
私は、歯科医師として補てつ治療を専門としてきました。これまでは、虫歯を削って詰めものをする、型を取って義歯を作るといった、予防歯科の観点からはやらないほうがよいことを専門としていたということです。
しかし補てつについて勉強すればするほど、「これはやらないほうがよい治療法なのではないか」と考えるようになりました。どんなに歯科医ががんばっても、もともとの身体の持つ自然美、機能美には太刀打ちできないと悟ったからです。
予防歯科こそ本来の歯科医療
定期的に通院して予防を続けておられる患者さんは虫歯や歯周病で歯を失うことが少ないのに対して、不定期に治療に来られている方は歯がなくなっていることが、データとしてわかっています。
70歳の時点で比べると、定期的に歯のメンテナンスをしている人とそうでない人とでは、残っている歯の本数が10本以上違うのです。このデータからも、虫歯や歯周病にならないようにする予防歯科こそ、歯科医師の行うべき医療だと、私は確信しています。
歯を入り口に全身の健康を守り、地域全体の健康意識を高めたい。健康なお口を通じて、地域の方の笑顔をつくる。それが私たちの仕事です。ひかり歯科クリニックは、予防歯科の取り組みを通して、この地域全体の口腔管理の意識の底上げをし、結果としてみなさまの健康増進をサポートできるようがんばっています。