私はこれまで、千葉大学総合診療科で診療と教育に携わって参りました。「総合診療」の専門性は特定の臓器に縛られることのない領域横断的な診療にあります。体調不良や検診異常などで医療機関を受診するときには、患者さんは何らかの症状や検査異常を有しておられます。そのような患者さんに対して、まずどこにその原因があるのか、推測したり原因特定に繋がる検査計画を立てたりしますが、その際に領域横断的な診療が必要になります。医療の「入り口」とも言える身近なクリニックでこそ、「総合診療」が求められると私は考えています。
石橋守正先生が長年かかりつけ医として地域医療を実践してこられたように、私も地域の皆様の健康を守る医師として、最善・最適な医療を提供したいと考えております。